安全性が確認されている小児用の 肺炎球菌ワクチン ですが、子どもの体調や体質によっては 副反応 があらわれることがあります。多くみられるのは発熱と注射したところの赤みや腫れで、自然におさまっていくことが多いとされています。
肺炎かもしれない!?家庭で気をつけるべき観察項目とは?
“風邪が治らないと思っていたら実は肺炎でした”とか“咳がずっと続くので病院に行くと、肺炎になっていました”とか、大人も子どもも意外とよくある話です。もしかして 肺炎 かもしれないと思っても、なかなか判断しにくいものです。
ご家庭では次の 観察項目 に注意してお子さんの様子を見ていきましょう。
子供の肺炎症状の特徴を知って、早めの治療開始を心がける
肺炎は日本人の死因の第3位にあがる病気で、毎年10万人以上の人がなくなっています。小さい子供は抵抗力が弱いので、重症化することも多いと言われています。風邪と見分けづらい 子供 の 肺炎 の 症状 について理解を深めて、早めの治療開始を心がけましょう。
知っておきたい子供の肺炎予防接種と副作用の知識
インフルエンザや他の病気同様に、 予防接種 で 肺炎 が防げるなら子供への接種を考える一方で、 副作用 のリスクを考えるとためらってしまう方もいることでしょう。
体力がない子供やお年寄りの場合、感染してしまうと命に関わることもあるので、家庭でリスクとメリットをきちんと理解したうえで判断したいですね。
ちなみに米国では年代を問わず、冬の到来前にインフルエンザと肺炎の予防接種を同時に受ける人が大勢います。
家庭での判断、接種後の過ごし方の参考になるように、比較的起こりやすい副作用から非常にまれで深刻な副作用も含めてまとめました。
誤嚥性肺炎は、人にうつる?うつらない?
肺炎と聞くと風邪がひどくなった状態をイメージし、うつってしまうと思う方も多いようです。確かに、 肺炎 の中には うつる 肺炎があります。インフルエンザやマイコプラズマ等ウイルスを原因としたものや、肺炎球菌など菌を原因とした肺炎であれば、飛沫感染などで人にうつすことがあります。
しかし、中にはひどい肺炎症状を起こしておきながらも、人にはうつらない肺炎があるのです。それを誤嚥性肺炎といいます。高齢者の肺炎で命を落としている方の多くは誤嚥性肺炎が原因です。
誤嚥性肺炎は高齢者だけではなく、乳幼児でも起こす可能性がある病気です。