「クループを鎮静させる薬ボスミンは夜の急な発作の救世主(前編)」では、クループの症状についてご紹介いたしました。後編では、クループ症候群に効果を示す ボスミン という薬剤の吸入についてご紹介いたします。
クループを鎮静させる薬ボスミンは夜の急な発作の救世主(前編)
わが子が真夜中に「ケーンケーン」という激しい咳の発作がでた場合、救急車を呼ぶべきか悩みます。このクループという病気は ボスミン という薬剤の吸入で症状が落ち着くものと、悪化すると状態によっては命の危険もあります。
親として突然の発作対策のためにもしっかり学びましょう。
クループの治療に有効とされるデカドロン
乳幼児のクループはその原因がインフルエンザや細菌によるものの場合、乳幼児の気道の狭さから急速に悪化し、呼吸困難を起こす可能性のある危険な病気です。
ほとんどの場合は軽症で済むウイルス性によるものが多いですが、その度合いに関わらず、 デカドロン などのステロイド剤による治療が有効です。
恐ろしげな咳の出るクループ症候群
クループ症候群では、まるでオットセイや犬の鳴き声のような咳が出ます。はじめて聞くと恐ろしく感じられる咳で、やがて息ができなくなるのではないかと心配になる人が多いようです。 クループ症候群 になったとき、どういった対処が求められるのか、見ていくことにしましょう。
子供のクループ症候群における咽頭炎症状
クループ 症候群は初期に風邪のような症状から始まり、 咽頭炎 によって突然の呼吸困難、喘息様のゼイゼイ、ヒュウヒュウまたはケンケンといった特異的な呼吸症状を示します。
症状に気づかないまま放置していると気道が遮られ、呼吸困難によって死に至ることもあるため、小児における病気の中でも特に気をつけるべき病気の一つです。