子供の病気いろは

  • ホーム
  • はじめての方へ
  • カテゴリ一覧
  • Twitter
  • Facebook
  • お問い合わせ
    • 免責事項・知的財産権
現在の場所:ホーム / 呼吸器 / クループ / クループを鎮静させる薬ボスミンは夜の急な発作の救世主(前編)

クループを鎮静させる薬ボスミンは夜の急な発作の救世主(前編)

may

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

bosumin

わが子が真夜中に「ケーンケーン」という激しい咳の発作がでた場合、救急車を呼ぶべきか悩みます。このクループという病気は ボスミン という薬剤の吸入で症状が落ち着くものと、悪化すると状態によっては命の危険もあります。

親として突然の発作対策のためにもしっかり学びましょう。


スポンサードリンク

クループを鎮静させる薬ボスミンは夜の急な発作の救世主 (前編)


- 目次 -

  • クループとは?
  • クループの症状の変化とは?

クループとは?

クループとはクループ症候群、別名急性喉頭炎(きゅうせいこうとうえん)などとも呼ばれ、喉頭部分に起こる病気をいいます。

喉頭とは喉の一部分の呼び名で、まず空気は咽頭(いんとう)をとおり気管に入ります。その咽頭と気管の途中の声帯がある部位を喉頭と呼びます。

クループ症候群とは一つの病名の呼び名ではなく、ウイルスや細菌などによって咽頭部分に炎症や腫脹(しゅちょう:何らかの原因で体の一部が腫れあがること)が起こることで気道が急激に狭くなり、「ケーン、ケーン」という犬の鳴き声のような乾いた咳(犬吠様咳嗽:けんばいようがいそう)が出ます。

喉の炎症によって声帯にも影響が出るためかすれ声にもあります。また「ヒューヒュー」と音を立てながら苦しそうに呼吸するようになります。

状態によっては呼吸困難を招く恐れもあるため放置すると危険な病気の総称で、喉頭気管気管支炎、喉頭気管気管支肺炎、急性喉頭気管炎、喉頭ジフテリア、細菌性気管炎、痙性クループなども広くこのように呼びます。

そしてクループ症候群の発症者の多くは乳幼児でとくに3歳までの子供に最も多いと言われ、夜に発作が激しくなる傾向もあります。親としては急な発作を鎮静させるためにボスミンという薬剤の知識を得ておく必要があるようです。


クループの症状の変化とは?

インフルエンザの罹患中や持病で喉のアレルギーなどがある人はクループになりやすいと言われているため、日ごろより加湿器などにより室内の湿度を適度に保つようにしましょう。

健康時には赤血球の中にあるヘモグロビンが酸素を体全体に供給する役割があります。しかし咳が激しくなり呼吸困難がおこることで体内への酸素供給が正常に働かないために、唇や指先、顔が青白く変化して、体が冷たくなるチアノーゼの症状がでてくるようになります。

幼い子供は、長い時間泣き続けたり鼻づまりなど病気の症状でなくてもチアノーゼが出る場合もあり、とくに喘息をもっている子供はこの症状がでやすいと言われています。

チアノーゼの中でもクループが原因の場合はおもに末梢性チアノーゼと考えられます。一時的に血流状態が悪くなり酸素供給の働きが弱まっている場合に起こります。

末梢性チアノーゼの場合は、冷えた体のマッサージをすることで滞った血流が回るようになり酸素供給も次第に正常になってきます。ただしこれはあくまでも一時的なチアノーゼの対処にすぎません。

体内に酸素供給ができない時間が長く続くと命の危険もあるため、マッサージなどで体を温めてもチアノーゼの状態が継続している場合はすぐに病院に連れて行くようにしましょう。

クループの症状が悪化して喉頭蓋(こうとうがい:喉頭の入り口にあたり、食べ物誤嚥を防ぐ役割がある)まで細菌が感染すると急性喉頭蓋炎(きゅうせいこうとうがいえん)に発展してしまい命を落とす危険もあるため入院治療となります。

クループ症候群は夜間に症状がひどくなる確率が高く、一時的なチアノーゼがでる可能性もあるため、家族としては対応に非常に戸惑いや焦りも感じやすい病気です。

そのため、もし同じ症状が何度も出ていたリ、夜間の対処に不安を感じる場合は、クループ症候群の対処薬として効果を発揮しているボスミンの吸入器を処方してもらうなど医師に相談してみましょう。

スポンサードリンク

まとめ

クループを鎮静させる薬ボスミンは夜の急な発作の救世主(前編)
クループとは?
クループの症状の変化とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

Filed Under: クループ 関連タグ:ボスミン

スポンサードリンクと関連コンテンツ

記事を探す

スポンサードリンク

カテゴリから探す

  • 感染症
    • 風邪
    • インフルエンザ脳症
    • タミフル
    • 髄膜炎
    • ノロウイルス
    • 感染性胃腸炎
    • 水疱瘡
    • 溶連菌
    • りんご病
    • おたふく風邪
    • とびひ
    • MRSA
    • プール熱
    • 手足口病
    • アデノウィルス
    • ヘルパンギーナ
    • ライ症候群
  • 乳幼児
    • Hibワクチン
    • ポリオ
    • 予防接種
    • 乳児期
    • 乳児湿疹
    • 未熟児
    • 小児
    • 小児科
    • 歯固め
    • 臍ヘルニア
    • 新生児メレナ
    • 乳幼児突然死症候群
    • 乳児死亡率
    • 夜泣き
    • 日本脳炎
  • 麻疹
    • 髄膜炎
  • 皮膚
    • アトピー性皮膚炎
    • 脂漏性湿疹
    • オムツかぶれ
    • 脂漏性皮膚炎
    • 頭皮湿疹
    • 発疹
    • 突発性発疹
    • じんましん
    • 水いぼ
    • 帯状疱疹
    • ヘルペス
    • 痣
    • しもやけ
    • あせも
    • イボ
  • 胃腸の病気
    • ロタウイルス
    • 腹痛
    • 嘔吐
    • 下痢
    • 便秘
    • 胃腸炎
    • 大腸炎
    • 胃炎
    • 腸閉塞
    • 腸重積
    • 胆道閉鎖症
    • 胃食道逆流症
  • 泌尿器の病気
    • おねしょ
    • 尿路感染症
    • 停留精巣
  • アレルギー科
    • アレルギー
  • 心の病気・障害
    • ダウン症
    • 発達障害
    • 自閉症
    • ADHD
    • アスペルガー
    • うつ病
    • 疲労感
    • 癇癪
    • 中二病
    • チック症
    • PTSD
    • 起立性障害
    • 転換性障害
    • ひきつけ
  • 鼻の病気
    • 鼻づまり
    • アレルギー性鼻炎
    • 副鼻腔炎
    • 蓄膿症
    • いびき
    • 鵞口瘡
  • 口腔・歯科
    • 乳歯
    • 噛み合わせ
    • 歯科矯正
    • 歯ぎしり
    • 出っ歯
    • 受け口
    • 虫歯
    • フッ素塗布
    • 口内炎
    • 口腔ヘルペス
    • ヘルペス性口内炎
  • 耳の病気
    • 中耳炎
    • 外耳炎
    • 乗り物酔い
    • 流行性耳下腺炎
  • 目の病気
    • 視力
    • 視力低下
    • ドライアイ
    • 結膜炎
    • 流行性角結膜炎
  • 喉の病気
    • 扁桃炎
    • 喉
  • ケガ
    • 打撲
    • 肘内障
    • 破傷風
  • 呼吸器
    • 肺炎球菌
    • マイコプラズマ肺炎
    • 気管支喘息
    • 肺炎
    • 気管支炎
    • 百日咳
    • 喘息様気管支炎
    • クループ
  • 骨&骨格
    • 成長痛
    • 骨格 矯正
  • 血液内科&血液疾患
    • 急性リンパ性白血病
    • 貧血
    • 鉄欠乏性貧血
    • 血小板減少性紫斑病
    • 再生不良性貧血
    • 溶血性貧血
    • 膠原病
  • 脳・脊髄・神経
    • 頭痛
    • 熱性けいれん
    • てんかん
    • 脳腫瘍
    • 脳性麻痺
    • 水頭症
    • 急性脳症
    • もやもや病
    • ギラン・バレー症候群
    • 頭血腫
  • 代謝異常&生活習慣病
    • 肥満化
    • LDLコレステロール
    • 1型糖尿病
    • 核黄疸
    • くる病
  • 心臓の病気
    • 心室中隔欠損症
  • 甲状腺の病気
    • クレチン症
  • 顔面神経麻痺
  • 消化器
    • 急性虫垂炎
    • 生理的黄疸
  • その他
    • 熱中症
    • 低身長
    • ネフローゼ症候群
    • 川崎病
    • 血管腫
    • 鎖肛
    • 結節性硬化症
    • MRI
  • 睡眠
    • 成長ホルモン
    • 睡眠障害
  • 小児科
  • 爪

Copyright © 2023 kodomo-byouki-iroha.com