「重度の後遺症が残る可能性がある小児急性脳症の症状と予防法(前編)」では、急性脳症の症状についてお伝えいたしました。後編では、急性脳症を予防する対策や 急性脳症 を患った場合の 後遺症 についてご説明いたします。
重度の後遺症が残る可能性がある小児急性脳症の症状と予防法(前編)
急性脳症 は症状として風邪に間違ちがわれやすいのですがとても危険な病気で進行速度も早く重度の 後遺症 を残す可能性があります。7歳以下の子供、特に2歳から3歳に多く見られ、ある日突然原因は不明で発症します。
ここでは症状を理解し、危険な急性脳炎から子供を守る予防法を紹介します。
安易な薬の使用は急性脳症を起こす危険がある!回復もなかなか難しい!?
子供が風邪をひいて病院で薬による治療を進めた際に、解熱剤などの薬が余ってしまう事も少なくありません。多くの家庭では「子供が急に熱を出した際に使えるだろう」とそのまま冷蔵庫で保存している事も多くみられます。
しかし、その薬の再使用には注意を払うように心がける必要があります。実は、安易な薬の使用は子供の急性脳症を引き起こす危険性があります。
解熱剤に使用される、アスピリン、抗ヒスタミン剤を含む風邪薬、気管支拡張剤等、どこの病院でも処方されるような薬を安易に使用してしまった事で危険な脳症を起こしてしまっている事例がたくさんあるのです。
急性脳症 は脳の病気ですので、最悪後遺症が出る事もあり、 回復 が困難になる事もあります。
命に関わることも!知っておきたい急性脳症の怖さ
毎年冬になるとインフルエンザによる子供の 急性脳症 ・脳炎がニュースになります。インフルエンザの一般的な症状以上に怖い脳症ですが、具体的にはどういった症状が出るのでしょうか。予備知識として特に、小さな子がいる家庭でぜひ知っておいて欲しい内容をまとめました。
脳炎との違いも含めて、最も割合が多いインフルエンザ脳症を中心に詳しく見て行きましょう。