風が冷たく感じる季節になると、肌が真っ赤になって痒くなる「しもやけ」で悩まされる子どもが多いようです。「しもやけ」は寒い季節ならではの肌のトラブルです。冬の季節病とも言われる、「 しもやけ 」の症状についてご説明します。
しもやけと思ったら実は膠原病の可能性も
冬場にお子様の手や足先、頬や鼻先など四肢末端などに赤く炎症を起こすことはありませんか。
これらは しもやけ といい、一時的に起こるこれらの症状は血行の不全で起こる炎症反応ですが、冬場以外に同様の症状を発症し、繰り返すようであればそれは 膠原病 の一種である全身性エリテマトーデス(SLE)の初期症状の可能性が疑われます。
特に子供の膠原病の場合、これらの症状が顕著に出現します。
しもやけの症状・特徴と長引く時の注意点
しもやけ は、寒さや冷えで血管が収縮し、血液の循環が悪くなって起こる炎症で、手足の指や耳等の痛みや痒み、赤紫色の腫れといった 症状 に悩まされます。大人より子供、男性より女性の方がかかりやすい特徴があります。
しもやけがなかなか良くならない場合、さらなる悪化を防ぐために、また他の病にかかっていないか確認するために、皮膚科で診察してもらう事をおすすめします。
家庭でできるしもやけの予防法と対策
しもやけは、毎日の生活での冷えが原因で起こります。日常生活の中で皮膚を冷やさない、濡れたら早めに拭く、手足の蒸れや締めつけに注意するといった簡単な工夫でしもやけは予防できるものです。
しかし、昔から行われているしもやけへの対策の中には、逆にしもやけを悪化させるものも存在します。根本的な しもやけ への 対策 は、冷えの解消や血流の改善にあるのです。
子供のしもやけは薬を使って素早く治す
小さな子供や赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、汗をかきやすく しもやけ になりやすい状態にあります。
程度が軽いうちであれば 市販薬 で良くなることもあります。ひどくなると治りにくくなってしまうのがしもやけですので、親は子供たちのしもやけについて十分注意を払ってあげるようにしましょう。