しもやけは、毎日の生活での冷えが原因で起こります。日常生活の中で皮膚を冷やさない、濡れたら早めに拭く、手足の蒸れや締めつけに注意するといった簡単な工夫でしもやけは予防できるものです。
しかし、昔から行われているしもやけへの対策の中には、逆にしもやけを悪化させるものも存在します。根本的な しもやけ への 対策 は、冷えの解消や血流の改善にあるのです。
家庭でできるしもやけの予防法と対策
しもやけの予防法
しもやけは、皮膚の表面が冷えて血流が悪くなるのが大きな原因ですので、外の気温と皮膚の表面の温度差を少なくするのが大切です。
冷たい風が皮膚に直接当たると皮膚の温度が下がりますので、外出する時には、手、足、耳等露出する部分を衣類や防寒グッズで覆いましょう。
また、寒い外から暖房の効いた部屋に入ると、汗をかいて体が冷えてしまうので、脱ぎ着しやすい服装で出かけましょう。
寒い時期に洗濯・拭き掃除・雪遊び等で水を触ったり、雨や雪で体が濡れたりすると皮膚から熱が奪われてしまいます。特に、手足の指先や指の間はしもやけになりやすいので、できるだけ早く濡れた部分を拭き取るようにしましょう。
しもやけを予防するために、厚手の靴下や手袋で保温するのは効果的です。しかし、特に足は汗をかきやすく、通気性が悪い靴下だと汗で足が蒸れてしまい逆効果です。
靴下や手袋は、保温性と吸湿性に優れた素材を選ぶのが重要です。また、靴下や手袋が濡れてしまった場合は、早めに乾いたものと交換しましょう。
また、窮屈な靴やヒールの高い靴を履くと、血行が悪くなってしもやけの原因となります。締めつけのない靴を選ぶと共に、靴の中をできるだけ乾燥させるように心がけましょう。
しもやけは、日常生活の中で、皮膚を冷やさない、濡れたら早めに拭く、手足の蒸れや締めつけに注意するといった簡単な工夫で予防できるものです。
家庭でできる対処法
しもやけは、毎日の生活での冷えが原因ですので、血行が悪くなって冷えがちな手足の先を中心に温めて、血流を良くするのがしもやけ解消の近道です。
患部を、お風呂位の温度のお湯と冷たい水に交互につけると、簡単に血流を改善できます。お湯からつけ始めてお湯で終わるようにし、熱いお湯につける時間を水より長くします。
毎日の食事でしもやけを治すには、血管を拡張し、血行を良くする働きのあるビタミンEを多く摂るのが効果的です。ビタミンEは、かぼちゃ、赤ピーマン、ほうれんそう、落花生や大豆、アーモンド等の豆製品やたらこ、植物油等に多く含まれています。
しもやけに湿布というのは意外に思えますが、貼ると血行が良くなる上、鎮痛剤が含まれていますので、痛みや腫れも緩和されます。自宅にある湿布で気軽に行えますが、湿布の薬剤の刺激や蒸れによるかぶれには気をつけましょう。
運動でしもやけを改善したい時には、縄跳びを10~20分程跳び続けましょう。足の指先をつかってジャンプしますので、足先の血行が非常に良くなります。
しもやけがなかなか良くならない時には、抗炎症作用がある市販のステロイドの塗り薬が効果的です。しかし、細菌や真菌に感染しやすくなる、皮膚が薄くなる等の副作用があるため、長期の連用はしないようにしましょう。
血行が改善されるまでには時間がかかりますが、患部が化膿するような状態まで悪化していなければ、家庭で出来る対策で、しもやけは簡単に解消できます。
間違った対処法
しもやけの部分を針で刺して血を出すというのが、しもやけの治療法として昔から知られていますが、本当に効果はあるのでしょうか。
しもやけの部分は血行が悪くなっているので、血液は黒い色をしています。針で開けた穴から黒い血を搾り出すと、一時的にうっ血がなくなるので、痛みやかゆみがおさまった気になります。
しかし、たとえ針を火であぶって消毒したとしても、針で穴を開けた部分は傷口になっていて、傷口からばい菌が入ってしまう恐れがあり、危険です。また、しもやけの根本的な原因である血行不良の改善にはつながりませんので、しもやけを針でさして治療しようとするのはやめましょう。
また、しもやけの部分の血行を良くしようとして、強くもんだりこすったりするのもよく行われているしもやけの治療法です。
確かに、しもやけの部分を優しくマッサージするのは滞っている血流を改善する効果があります。しかし、しもやけになっている部分は血管に負担がかかっていますので、強く揉んだりこすったりすると毛細血管が傷つき、かえって痛みや痒みがひどくなって逆効果です。
昔から行われているしもやけの民間治療の中には、逆にしもやけを悪化させてしまうものも存在します。根本的にしもやけを治療するには、冷えの解消や血流の改善を行うのが大切です。
まとめ
家庭でできるしもやけの予防法と対策
しもやけの予防法
家庭でできる対処法
間違った対処法