「虫歯治療後にもしみる場合は菌がまだ残されている!(前編)」では、乳歯の虫歯が永久歯にどのように影響するのかご紹介いたしました。
後編では、 虫歯治療後 に しみる 原因についてお伝えいたします。
虫歯治療後にもしみる場合は菌がまだ残されている!(後編)
虫歯治療後にしみるのはどういうこと?
虫歯の進行状態で言うC3まで進行すると膿で歯茎までが腫れあがったりします。
虫歯治療後でもその膿を全て取り除くことができなかったことなどが原因となり、冷たいものや熱いものを口にしたときに非常にしみるだけでなく、食べ物を咀嚼すると強い痛みを生じる場合があります。
そういった場合はすぐに治療をおこなわないと、ますます細菌繁殖箇所が拡大し、最悪の状態まで達すると抜歯も避けられない可能性もあるので十分注意しましょう。
また細菌感染が神経まで達していると、神経の除去作業が必要となります。神経を取る治療は強い痛みが生じるため麻酔をかけておこないます。
神経除去は歯茎に伸びる歯の足のような部分を深く掘り削るような形でおこなうため、麻酔が切れたあとにしみる、鈍痛を感じるなどが生じる場合があります。
処方された痛み止めを内服することで痛みは治まることがほとんどですが、長く痛みが続く場合は早めに受診したほうが良いでしょう。
神経を取ってしまうことで痛みは感じなくなります。しかし神経を取った歯はもろくなり長持ちしづらい状態になってしまいます。
それは将来的に抜歯をして入れ歯やインプラントにしなければならない可能性が高くなるということです。
歯はできる限り一生自分のものでいられるようにするためにも、歯に痛みなどの違和感を感じたときだけでなく、月に一度は定期検診をすることをお勧めします。
子供は歯医者の雰囲気や音などを聞いて通わせることは中々難しいと考えるママ達も多いようです。
人生初の歯医者体験を虫歯の治療ということにすると、子供はますます恐怖心が増して足を運びにくくなる場合があるので、日ごろから定期検査など痛みを感じにくい治療の段階からこまめに通うようにすることをお勧めします。
まとめ
虫歯治療後にもしみる場合は菌がまだ残されている!(後編)
虫歯治療後にしみるのはどういうこと?