水疱瘡 の予防接種は1歳過ぎから受けることができ、2回接種が勧められています。 予防接種 の 効果 は15年以上と考えられ、大人になってからも続くことが多いです。
ですが、予防接種を打っても水疱瘡に感染することがあります。
水疱瘡の予防接種は、どのようにして効果がみてとれるの?
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水疱瘡の予防接種の効果はいつから現れるの?
水疱瘡は子供に多い病気の一つであるため、1歳を過ぎてからの定期接種が勧められています。
ですが、水疱瘡は感染力が強いためいつから効果が表れるのか気になる人もいると思います。
通常ワクチンを接種して、そのウイルスや病原菌に対する免疫がつくのは2週間かかると言われています。
例えば、インフルエンザは冬に流行するため秋半ばの10月頃から接種が始まります。
インフルエンザや水疱瘡の予防接種は生ワクチンです。生ワクチンには、病気を引き起こす力が弱い、弱体化させたウイルスが含まれています。水疱瘡の予防接種では、この生ワクチンが使用されます。
予防接種を受けると、「ウイルスに感染する→潜伏期間→発病して体内に抗体が作らる。」という過程をたどります。この過程を経て、予防接種から2週間~1か月後には十分な免疫がつくと考えられています。
生ワクチンは、ウィルスの毒性が弱められているものを使っているので、まれに軽い症状があらわれる場合もありますが、重篤な病気を引きおこすことはめったにありません。
予防接種を1回受けた場合と2受けた場合の効果に違いはあるの?
水疱瘡は予防接種を2回受けることを勧められています。なぜ、2回も予防接種を受けるのか疑問ですよね?
では、予防接種を一回打った場合と2回打った場合では、どのような違いがあるのでしょうか?
水疱瘡は、抗体を獲得しにくいと言われています。1回打った場合、数年後に水疱瘡にかかる確率は約2~5割と言われています。そのため、1回打っただけだと確実に水疱瘡は防ぐことができません。
一方、2回受けた場合には水疱瘡の発症をほぼ防ぐことができます。2度受けることにより確実に抗体を作ることができるのです。
そのため、世界では2回予防接種を打つことが標準的となっています。1回目の予防接種は、1歳になってからすぐに打つことができます。
1回目の予防接種から3か月を経過すると2回目の予防接種を受けることができます。
予防接種の効果は、どれくらい続くの?
水疱瘡は子供も大人も感染する病気です。大人が感染すると、子供の場合より症状がひどくなり重症化しやすい傾向にあります。
子供の頃、ワクチン接種をしていても抗体があるのか気になりますよね?
水疱瘡の場合、ワクチンの効果は15年ほど続くと言われています。さらに、日常的にウイルスと接しているために自然と免役増強(ブースター効果)されていると考えられるので、15年以上効果があるのではないかと言われています。そのため、大人になってからも抗体を持っている人は多いです。
自分が水疱瘡の抗体を持っているのかどうかは抗体価検査を受けることで調べることができます。妊娠してから水疱瘡にかかると生まれてくる子供にも悪影響が出てくるため、特に女性は調べてもよいでしょう。
予防接種を受けたのに水疱瘡にかかってしまったけど、予防接種の効果はあったの?
水疱瘡の予防接種を2回受けても、VZVに感染して水疱瘡を発症することがあります。ただし、症状は軽く、完治までの期間も短いとされています。
予防接種での抗体のつき具合は、個人差があるので発症することもありますが、抗体があるため症状が軽くすむ場合もあります。
まとめ
水疱瘡の予防接種は、どのようにして効果がみてとれるの?
水疱瘡の予防接種の効果はいつから現れるの?
予防接種を1回受けた場合と2受けた場合の効果に違いはあるの?
予防接種の効果は、どれくらい続くの?
予防接種を受けたのに水疱瘡にかかってしまったけど、予防接種の効果はあったの?