予防接種 の中には間隔をあけて打つものがあります。生ワクチンと不活化ワクチンではあける 間隔 は異なります。
水疱瘡 は3ヶ月ですが、ワクチンごとに異なるので注意が必要です。2歳までに2回打つことが理想的です。
水疱瘡を含む予防接種の間隔について
予防接種の間隔は病気ごとに異なる
乳児や子どもは病気に対する抵抗力が未熟です。母親から免疫をもらうものの、時間が経つごとに弱くなります。
水疱瘡や麻疹などの病気にかかってしまうと、重い障害が残ってしまったり命が危険になることもあります。防ぐために最も確実な方法として予防接種があります。
予防接種はその種類によって1回打つ場合と2回打つ場合とに分かれます。2回打つ場合、1回打った後にすぐに2回目を打つことはできません。ワクチンは生ワクチンと不活化ワクチンとに分かれます。
生ワクチンは、生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたものです。自然に免役をつけることを目的としています。細菌やウイルスが増殖してから免疫がつくまで約1ヶ月かかるのが特徴です。
生ワクチンの予防接種には、ロタウイルス、BCG、MR(麻疹風疹混合)、おたふくかぜ、水疱瘡などがあります。次の予防接種までに空ける間隔は、原則として4週間以上です。
不活化ワクチンは、細菌やウイルスを殺して毒性をなくし免疫がつくのに必要な成分のみ取り出して人体の中に入れていきます。体内で細菌やウイルスが増殖しないため、免疫がつくまでは複数回予防接種を打つことが多いです。
不活化ワクチンには、日本脳炎やインフルエンザ、A型肝炎、HPV(ヒトバビローマウイルス)、B型肝炎、四種混合などがあります。次の予防接種までに空ける間隔は、原則として1週間以上です。
予防接種の中には、複数回打つ必要があるものもあります。また、ワクチンを打ってから免疫がつくまでにかかる時間はそれぞれ異なるので、間隔を空けないといけません。
例えば、水疱瘡は1歳をこえると1回目の予防接種を打つことができますが、3か月間の間隔を空けて2回目の予防接種を打つことになります。
4種混合は不活化ワクチンで免疫がつくのに時間がかかり、3、4、5ヶ月でそれぞれ1回ずつ予防接種を行い、1歳以上になってから4回目の予防接種を打ちます。
このように、予防接種はワクチンごとにきまった間隔を空けて複数回打つものがあります。
理想的な予防接種のスケジュールとは
子どもは受ける予防接種の数が多く、空けないといけない間隔もあるため個人ですべて管理するのは大変です。また、原則定期接種は無料で受けることができますが、対象年齢があるため注意が必要です。
そこで、理想的な予防接種のスケジュールがあります。このスケジュールを守ることで推奨される予防接種をスムーズに受けることができます。
水疱瘡の場合、1歳を過ぎてから1歳1ヶ月までが第1回目、1歳3ヶ月から2歳になるまでに2回目の接種が推奨されています。
水疱瘡は小さい子どもがかかりやすい病気であること、費用が無料になる定期接種の対象年齢内であること、おたふくかぜやMRと同時接種ができることからこのようなスケジュールになっています。
水疱瘡の患者と接触するなど、感染が疑われる場合は早めに打つことで、軽症で済むことが多いです。2回目の接種は3か月後となります。
同時接種は一度に複数のワクチンを接種することです。間隔を気にして1つずつ受けると何回も予防接種を打たないといけません。同時に打てるワクチンは1度に打つことで負担を減らすことができます。安全性も保障されています。
任意接種も大切です
予防接種の中には、定期接種と任意接種の2つあります。任意接種だからといって受けても受けなくてもよい、ということはありません。
水疱瘡は元々任意接種でしたが、近年定期接種となりました。症状が軽い病気ではないのでなるべく接種するようにしましょう。
予防接種のスケジュールの中には、任意接種を受ける時期についても書かれてあるため参考にしながら予定を入れると良いです。
まとめ
水疱瘡を含む予防接種の間隔について
予防接種の間隔は病気ごとに異なる
理想的な予防接種のスケジュールとは
任意接種も大切です