水疱瘡 の 予防接種 は1歳以降、3歳未満に行っていきます。この期間は公費で受けることができます。1回でも良いですが、2回受けた方が、確実に効果があります。副反応はほとんどなく、発熱が出た場合も子どもの様子や水分摂取などからどうするか判断していきます。
水疱瘡の予防接種は2回接種が基本
水疱瘡の予防接種について
水疱瘡の予防接種は1歳以降に接種できます。流行していなくても感染力が強いため早めに接種するようにします。できれば保育園や幼稚園に入る前に生ワクチンを皮下注射します。生ワクチンとは生きたウイルスの病原体を弱めたもので、体は実際に病気にかかったときと同じように免役を作ろうとします。十分な免疫がつくまでには約1か月かかります。予防接種は2回接種できます。1回目の接種から3か月経過した後に2回目の接種をします。2回行うメリットは、確実に水疱瘡を予防することです。1回のみの接種では約10人に1人の割合で水疱瘡にかかるとされています。世界的には2回接種が標準とされています。
平成26年から定期接種になったので1歳から2歳の子どもは公費で受けることができます。
2歳以降は無料とならないので、定められた期間の間に接種するようにします。一般的に水疱瘡は合併症が少なく健康な子どもが感染しても大事には至りません。しかし、重い合併症を起こしたり、発症している間は保育園や幼稚園を休む必要があるので定期接種になりました。
近所で水疱瘡が流行していて感染の可能性がある場合でも予防接種を受けることができます。感染した人と接触しても72時間以内にワクチンを接種すれば80から90%の割合で発症を防ぐことができ、発症しても軽症で済みます。
予防接種をしていても水疱瘡に感染することがあります。接種後5年から7年後に20%の割合で発病すると言われています。しかし、接種していない人と比べると症状ははるかに軽いので早めにうつようにします。
健康な子どもは問題なく予防接種が打てますが、先天性の免疫不全や腎臓の病気などで副腎皮質ホルモン薬や免疫抑制薬を使っている子どもは特に注意が必要です。予防接種を受ける前に主治医とよく相談するようにします。
スケジュールの立て方
水疱瘡の予防接種はMR予防接種やおたふくかぜ予防接種と同じぐらいに重要です。どの順番で受けるのか、同時に接種するのかはかかりつけの医者と相談して決めるようにします。赤ちゃんが生まれると自治体から予防接種に関するガイドブックが配られますが自分で決めることもできます。
水疱瘡はMRとおたふくかぜの予防接種と同時に接種するのが一般的です。同時接種は3つのワクチンを1つの注射にするのではなく、1度に3回の注射をしていきます。少し離れた場所に打っていきます。同時接種のメリットは複数の予防接種を一度に行えるため、忙しい人におすすめです。3回注射をするので、副反応が怖いかもしれませんが安全性が保障されているためなるべく同時接種をするようにしましょう。
スケジュールを立てる時に注意すべきことはインフルエンザの予防接種です。水疱瘡の予防接種は生ワクチンなので接種後は他のすべての予防接種は4週間あける必要があります。インフルエンザの流行時期を考慮して予防接種をするようにします。
副反応
接種部位が腫れる他、まれに発熱や水疱瘡に似た発疹が見られます。高熱が続いたり不機嫌な様子が続いた場合は受診するのが良いです。水疱瘡の副反応はほとんどないと言われています。
水疱瘡は感染力が強いため、流行しているときはワクチンの効果が出る前に水疱瘡の症状が現れることがあります。
発熱は身体が反応して免役をつけようとするサインなので、必ずしも有害なものではありません。水分をしっかりと取っていて排尿がきちんとあり、機嫌がよければ様子をみるようにしていきます。
まとめ
水疱瘡の予防接種は2回接種が基本
水疱瘡の予防接種について
スケジュールの立て方
副反応