水疱瘡にかかっていても、子供が元気な場合はお風呂に入れてもよいのか迷いますよね。子供は、熱がなければ元気にお家の中で遊びまわり、汗をかき、その汗に細かなゴミや埃がつきます。できることなら洗い流してあげたいですよね。特に夏場の暑い時期は、汗もかきますからね。
今回は、 水疱瘡 にかかっている間の お風呂 での注意点などをご紹介します。
水疱瘡にかかたとき、お風呂はどうしたらよいの?
水疱瘡にかかっているとき、お風呂に入っても大丈夫?
水疱瘡は、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。このウイルスが体内に入ると、10日~21日間の潜伏期間を経て水疱瘡を発症します。
まずは、食欲低下や頭痛、発熱といった症状が現れます。すると、汗疹のようなブツブツとした赤い発疹が現れ、数時間後には水膨れのような水泡へと変わり、全身に広がりはじめます。だいたい7日~10日で、水泡はかさぶたへと変わります。
では、いつ頃からお風呂に入っても大丈夫なのでしょうか?
水疱瘡にかかっている間は、基本的にはお風呂は控えるようにしましょう。水疱瘡は伝染力の強いウィルスです。特に水泡の中には、ウィルスが多く含まれています。
もし、湯船にウィルスが残っていると家族や兄弟にも水疱瘡が伝染してしまう危険性があります。
また、お湯の温かさによって、かゆみを強く引き起こしますので、入浴は避けるべきでしょう。
水疱瘡にかかっている間は、強いかゆみを引き起こさないように、ぬるめのシャワーを浴びるようにしましょう。
体を拭くときには、水泡が破れないように注意し優しくタオルで押さえるようにして拭くようにしましょう。水泡が破れると、そこから雑菌が入り化膿してしまうかもしれません。
また熱があるときは、シャワーも控えるようにしましょう。夏場などの汗の気になる時期は、蒸しタオルで押さえるように優しく体を拭くようにしてください。
かさぶたになってからはお風呂に入っても大丈夫?
全ての水泡が、黒いかさぶたになれば伝染する危険性はなくなりますので、お風呂に入っても大丈夫です。ですが、何点か入浴時に気を付けると良いポイントがありますのでご紹介します。
かさぶたが、茶色や黒色になっていれば大丈夫ですが、まだかさぶたが茶色になっていない状態の場合は、ぬるめのお湯に短時間だけ入り、体を洗うことは控えるようにしましょう。
入浴後は、タオルで肌を軽く押さえる程度にします。こするとかさぶたがはがれてしまい、化膿したり水疱瘡が再発するので注意してください。
かさぶたが、茶色や黒色になるとはがれる心配がなくなりますので、体を洗っても構いません。ですが、石鹸をよく泡立て手で洗うようにしましょう。頭を洗うときにも、シャンプーをよく泡立ててから洗うようにしましょう。
入浴剤などは、肌への刺激が強いため使用を控えた方が良いです。
シャワーだけで大丈夫なの?
水疱瘡にかかっている間は、熱がなければシャワーを浴びることができますが、シャワーだけで体の汚れが落ちているのか心配になりますよね?
ですが、汗やちょっとした汚れだけならシャワーで十分に流すことができます。シャンプーやボディーソープは、肌への刺激が強いため使用を控えるようにしましょう。
また、湯船に浸かる場合は水温を35℃に設定すると冷た過ぎません。お湯の温度が高いと、かゆみを引き起こすので注意が必要です。
水泡が破れるとウィルスが体外へと放出されてしまうので優しく扱うようにしましょう。
赤ちゃんの場合は、蒸れるとかゆみが強くなりますので、こまめにオムツを取り換えるようにしましょう。水などで優しく拭いたあと乾燥させてから新しいオムツをはかせると良いです。濡れたままだと、かゆみが強くなってしまうのでドライヤーなどを使い乾燥させるようにしましょう。
子どもは「かゆい」と、どうしてもかいてしまうものです。爪を短く切っておくことで、水泡を破るリスクを多少軽減することができます。
また、暑いと「かゆみ」が強くなるので、扇風機や冷房などを使用し室内環境を整えることも大切です。アイスパックなどをタオルに巻き、使ってもよいかもしれませんね。
ポイントは、水泡をなるべく潰さないようにすることです。化膿も心配ですが、跡に残ってしまうこともあるので、なるべく掻きむしらないようにできると良いですね。
まとめ
水疱瘡にかかたとき、お風呂はどうしたらよいの?
水疱瘡にかかっているとき、お風呂に入っても大丈夫?
かさぶたになってからはお風呂に入っても大丈夫?
シャワーだけで大丈夫なの?