子供の病気いろは

  • ホーム
  • はじめての方へ
  • カテゴリ一覧
  • Twitter
  • Facebook
  • お問い合わせ
    • 免責事項・知的財産権
You are here: Home / 感染症 / 水疱瘡 / 水疱瘡は跡にしないために早期治療を心がける

水疱瘡は跡にしないために早期治療を心がける

shiro

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

mizubousou ato

水疱瘡 は小さな子どもによくみられるありふれた病気ですが、 跡 になることも多く、後々、コンプレックスになってしまうこともある怖い病気です。発症したら、早い段階で治療を開始し、発疹の数を減らして跡になる可能性を下げることが大切です。


スポンサードリンク

水疱瘡は跡にしないために早期治療を心がける


- 目次 -

  • 水疱瘡とは
  • 水疱瘡の治療
  • 水疱瘡の跡を残さないために
  • 水疱瘡の跡が残ってしまったら
  • 水疱瘡の予防接種

水疱瘡とは

水疱瘡は幼稚園や保育園で集団生活をしていると、よくみられる病気のひとつです。初期症状では、倦怠感や頭痛、食欲の低下などがみられ、37度前後のあまり高くない発熱があることもあります。

その後、2、3日してから小さな赤い発疹が全身にあらわれます。徐々に体に広がっていきますが、症状が軽いときは個数が非常に少ないということもあります。全身にかなり多くの発疹があらわれて、口の中や頭の表面にもできるということもあります。

ふくらみを持った丘疹で、かゆみのある水ぶくれとしてあらわれます。時間の経過とともに、膿疱になってその後かさぶたになります。初期の症状があらわれる数日ほど前から発疹が枯れてかさぶたになるまで、非常に強い感染力があります。

水痘帯状疱疹ウイルスというヘルペスウイルスが原因で発症します。くしゃみや咳、タオルやコップの共有などでも感染が広がっていきます。潜伏期間が10日から21日ほどあり、感染に気付かないまま、幼稚園などに登園してしまい、さらに感染が拡大していくこともよくあります。


水疱瘡の治療

水疱瘡だと診断がついたら、アシクロビルや塩酸バラシクロビルなどの薬を使って治療を始めます。商品名では、ゾビラックスというものが一般的です。

抗ウイルス薬で、発疹があらわれてから2日以内に飲み始めると効果が高いとされています。この薬を服用することで、発疹や水ぶくれの数自体を減らすことができます。

また、発疹はかゆみを伴うため、かゆみ止めが処方されることもあります。フェノール亜鉛華リニメントのカチリという薬が処方されることが多いでしょう。水ぶくれや発疹のひとつひとつに塗っていきます。水ぶくれをつぶさないように、丁寧に行うことが大切です。

水疱瘡では、あまり熱が高くなることはありませんが、高熱がみられるときは、解熱剤が処方されることもあります。ただし、水疱瘡のときには使ってはいけない解熱剤がありますので、必ず医師の処方の薬を使うようにしましょう。

アスピリン系の解熱剤は、重篤な脳症を引き起こすことがあるとされています。アセトアミノフェン系のカロナールなどは、比較的安全に使うことができるため、解熱剤として処方されることもあります。


水疱瘡の跡を残さないために

水疱瘡の程度が重いときや、水ぶくれが細菌感染し、膿んだり腫れたりしてしまうと跡が残ってしまうこともあります。水疱瘡の初期症状があらわれたら、できるだけ早く病院に行くようにしましょう。

水疱瘡に効く抗ウイルス薬は、早く服用を始めればそれだけ効果も高くあらわれます。体の表面にあらわれる発疹の数自体を減らすことが、跡にしないために最も効果的だと考えられています。

また、かき壊してしまうと跡になってしまうことがあります。なるべくかかないように、子どもに言って聞かせましょう。「かいてしまうと、もっと痛くなってしまうから、かかないでね」といった風にできるだけわかりやすく説明してあげましょう。

幼稚園から小学校にあがる程度の子どもなら理解してくれることもあります。ただ、乳幼児には言ってきかせてもかいてしまうことが多いので、爪を切ったり、ミトンなどで手を覆ってしまったりして対策をしておきましょう。


水疱瘡の跡が残ってしまったら

気を付けていても、水疱瘡の跡が残ってしまうこともあります。女の子で特にお顔に跡が残ってしまうとコンプレックスになってしまうことも考えられます。最近は、美容皮膚科や形成外科などで手術を行って跡を目立たせなくする手法もあります。

水疱瘡の跡の治療には、ケミカルピーリングやレーザー治療、切除縫縮手術などが一般的に用いられています。もりあがった跡はケミカルピーリングやレーザー治療などで効果がみられることもありますが、へこんでしまった跡ではあまり効果が感じられないこともあります。

それらの跡には、へこんだ部分を切り取って、傷口を縫うという切除縫縮手術のほうが効果的である場合もあります。ある程度、大きくなってから子どもと相談の上、納得できる方法で手術を行うようにするといいでしょう。


水疱瘡の予防接種

水疱瘡は予防接種が2014年10月から定期接種として認められました。原則として1歳と2歳の子どもが対象で、合計2回の接種を行います。2015年3月までは経過措置として、3歳と4歳の子どもにも接種を行っていました。

小さい赤ちゃんのうちに水疱瘡の予防接種を多くの人が打つことで、大流行を防ぐという効果もあります。水疱瘡の程度が軽ければ、跡になる確率も低くなります。

小さいときに水疱瘡の予防接種が定期接種になっていなかったという人は、病院で相談の上、予防接種を受けるようにするといいでしょう。

スポンサードリンク

まとめ

水疱瘡は跡にしないために早期治療を心がける
水疱瘡とは
水疱瘡の治療
水疱瘡の跡を残さないために
水疱瘡の跡が残ってしまったら
水疱瘡の予防接種

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

Filed Under: 水疱瘡 Tagged With: 水疱瘡, 跡

スポンサードリンクと関連コンテンツ

記事を探す

スポンサードリンク

カテゴリから探す

  • 感染症
    • 風邪
    • インフルエンザ脳症
    • タミフル
    • 髄膜炎
    • ノロウイルス
    • 感染性胃腸炎
    • 水疱瘡
    • 溶連菌
    • りんご病
    • おたふく風邪
    • とびひ
    • MRSA
    • プール熱
    • 手足口病
    • アデノウィルス
    • ヘルパンギーナ
    • ライ症候群
  • 乳幼児
    • Hibワクチン
    • ポリオ
    • 予防接種
    • 乳児期
    • 乳児湿疹
    • 未熟児
    • 小児
    • 小児科
    • 歯固め
    • 臍ヘルニア
    • 新生児メレナ
    • 乳幼児突然死症候群
    • 乳児死亡率
    • 夜泣き
    • 日本脳炎
  • 麻疹
    • 髄膜炎
  • 皮膚
    • アトピー性皮膚炎
    • 脂漏性湿疹
    • オムツかぶれ
    • 脂漏性皮膚炎
    • 頭皮湿疹
    • 発疹
    • 突発性発疹
    • じんましん
    • 水いぼ
    • 帯状疱疹
    • ヘルペス
    • 痣
    • しもやけ
    • あせも
    • イボ
  • 胃腸の病気
    • ロタウイルス
    • 腹痛
    • 嘔吐
    • 下痢
    • 便秘
    • 胃腸炎
    • 大腸炎
    • 胃炎
    • 腸閉塞
    • 腸重積
    • 胆道閉鎖症
    • 胃食道逆流症
  • 泌尿器の病気
    • おねしょ
    • 尿路感染症
    • 停留精巣
  • アレルギー科
    • アレルギー
  • 心の病気・障害
    • ダウン症
    • 発達障害
    • 自閉症
    • ADHD
    • アスペルガー
    • うつ病
    • 疲労感
    • 癇癪
    • 中二病
    • チック症
    • PTSD
    • 起立性障害
    • 転換性障害
    • ひきつけ
  • 鼻の病気
    • 鼻づまり
    • アレルギー性鼻炎
    • 副鼻腔炎
    • 蓄膿症
    • いびき
    • 鵞口瘡
  • 口腔・歯科
    • 乳歯
    • 噛み合わせ
    • 歯科矯正
    • 歯ぎしり
    • 出っ歯
    • 受け口
    • 虫歯
    • フッ素塗布
    • 口内炎
    • 口腔ヘルペス
    • ヘルペス性口内炎
  • 耳の病気
    • 中耳炎
    • 外耳炎
    • 乗り物酔い
    • 流行性耳下腺炎
  • 目の病気
    • 視力
    • 視力低下
    • ドライアイ
    • 結膜炎
    • 流行性角結膜炎
  • 喉の病気
    • 扁桃炎
    • 喉
  • ケガ
    • 打撲
    • 肘内障
    • 破傷風
  • 呼吸器
    • 肺炎球菌
    • マイコプラズマ肺炎
    • 気管支喘息
    • 肺炎
    • 気管支炎
    • 百日咳
    • 喘息様気管支炎
    • クループ
  • 骨&骨格
    • 成長痛
    • 骨格 矯正
  • 血液内科&血液疾患
    • 急性リンパ性白血病
    • 貧血
    • 鉄欠乏性貧血
    • 血小板減少性紫斑病
    • 再生不良性貧血
    • 溶血性貧血
    • 膠原病
  • 脳・脊髄・神経
    • 頭痛
    • 熱性けいれん
    • てんかん
    • 脳腫瘍
    • 脳性麻痺
    • 水頭症
    • 急性脳症
    • もやもや病
    • ギラン・バレー症候群
    • 頭血腫
  • 代謝異常&生活習慣病
    • 肥満化
    • LDLコレステロール
    • 1型糖尿病
    • 核黄疸
    • くる病
  • 心臓の病気
    • 心室中隔欠損症
  • 甲状腺の病気
    • クレチン症
  • 顔面神経麻痺
  • 消化器
    • 急性虫垂炎
    • 生理的黄疸
  • その他
    • 熱中症
    • 低身長
    • ネフローゼ症候群
    • 川崎病
    • 血管腫
    • 鎖肛
    • 結節性硬化症
    • MRI
  • 睡眠
    • 成長ホルモン
    • 睡眠障害
  • 小児科
  • 爪

Copyright © 2021 kodomo-byouki-iroha.com