「下痢や腹痛症状の腸炎はストレスが原因の可能性も!(前編)」では、腸炎の症状にはどのようなものがあるのかご紹介いたしました。
後編では、 腸炎 の 症状 に対する治療方法をご紹介いたします。また、 ストレス が原因とされる過敏性胃腸炎の場合には、どのような対処法があるのでしょうか。
下痢や腹痛症状の腸炎はストレスが原因の可能性も!(後編)
腸炎の治療とは?
ほとんどの細菌性胃腸炎の治療法としては自然治癒になり、症状が重い場合には抗菌剤が処方されます。
しかしウイルス性胃腸炎に対する抗ウイルス剤はないため、下痢や嘔吐が落ち着くまで、安静を保つと共に十分な水分補給がとても重要になります。
細菌性、ウイルス性共に下痢に対しては基本的には無理に止めることはしません。
下痢は体内の毒素を排出する働きもあるため無理に止めることはかえって治りにくくしてしまう可能性もあります。
下痢と嘔吐がひどい場合、体内の水分を大量に排出してしまうため脱水症状が起こる心配があります。その場合は輸液の点滴をします。
また吐き気が続く場合、胃腸には炎症があり非常に胃も疲れている状態にあります。そのため無理に食事をする必要はありません。
吐き気が落ち着いてきたら柔らかく消化に良いお粥やうどんなどを少しずつ食べさせるようにしましょう。
またその間も水分補給は重要で、特に食事もとれていない場合は、体内の塩分や糖分も不足している可能性が高いため経口補水液を与えることをお勧めします。
そして状態に応じて整腸剤や消化剤などが処方されます。
また過敏性胃腸炎に対する治療薬は特別にありません。ストレスが原因と考えられる場合は、そのストレスの根源を解消する必要があります。
しかし学校をやめることは難しいものです。よってできる限り、休日には学校や友人以外のことを考えられるような場所へ行ったり趣味を見つけるなどして、ストレス発散させることが有効的と言えます。
そのほか過敏性胃腸炎の原因としてストレス以外に、インスタント食品や過剰な糖分、高カロリー食など偏った食生活が影響しているとも考えられているため、バランスの良い食生活への見直しも必要です。
まとめ
下痢や腹痛症状の腸炎はストレスが原因の可能性も! (後編)
腸炎の治療とは?