「子供の便秘対策にお勧めの食べ物(前編)」では、子供の便秘対策のための食材としてオクラやメカブが効果的と説明しました。後編では、忘れがちな水分補給と水分補給のタイミングについてご紹介いたします。
便秘 対策には食物繊維の多い 食べ物 も効果がありますが水分も大切となります。
子供の便秘対策にお勧めの食べ物(後編)
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水分補給のタイミング
便秘対策には水分が必要という事は常識として世間に周知されていますが、水分補給のタイミングと量を教えているところはあまり目にしたことがありません。便秘対策に重要な水分量は一日1.5リットルから2.0リットルと言われ、摂取のタイミングとしては朝一番が良いというものがあります。
タイミングとしては朝一番にコップ一杯の水を飲む事は重要で、腸の蠕動運動を促し排便につなげます。
しかし、慢性化した便秘であればそれだけで排便につながる事はまれです。やはり、日々の水分摂取により宿便を柔らかくしておく必要があります。
宿便を柔らかくするために水分補給を行う際、沢山摂取すれば良いのだろうと一気に多量の水分を飲んでしまう人がいますが、これは便秘でありながら下痢を引き起こす事に繋がります。
便秘時は腸の動きが悪く、宿便が水分等の吸収を阻害する為、便の間を縫って水分が通り抜け、排出されてしまうので下痢になってしまうのです。便秘時の水分補給に関するコツは、少量をこまめに摂取するという事が重要です。
一日に取る水分の総摂取量が1.5リットルから2.0リットルあればよいので、一気にまとめて飲む必要はありません。こまめに飲んだ方が便にも水分が浸透しやすく、効率よく便を柔らかくる事に繋がります。
おまけ・・・便秘治療の概念
便秘治療には便を柔らかくする事と、腸の運動を活発にする事の2つの方向性があります。ですので、現在の便秘の状態がどのような状態にあるのかを把握しておかなければ適切な対処ができません。
便が硬く、直腸まで下りてきていない段階で、腸の運動を活発にする取り組みは、痛みを伴うだけであまり功を奏しません。この場合は、まず徹底的に便を柔らかくする事から始める事が重要です。
便が柔くなり直腸まで便が降りてきて初めて、腸の動きを活発にする取り組みに切り替えます。このように、便秘の状態を把握せずに何でも取り組んでしまうと、逆に子供が苦痛になってしまう事もあります。
子供が便秘の場合、一度医者に診てもらい、子供の便秘の状態が現在どのようになっているのかをしっかり知る事も大切です。
まとめ
子供の便秘対策にお勧めの食べ物(後編)
水分補給のタイミング
おまけ・・・便秘治療の概念