子供が「頭が痛い」と訴えた時、詳しい症状の説明をしてくれないとどのように対処すればよいものか悩んでしまいます。大人のように説明が上手でもない子供に、鎮痛剤を飲ませるのもためらってしまいませんか。
そのような 頭痛 の時には ツボ 押しやマッサージが手軽でおすすめです。
子供の頭痛解消にはツボ押し・マッサージがおすすめ
子供の頭痛の原因は?
子供が「頭が痛い」と訴えると、親としては「何か病気があるのでは?」と不安になるものです。子供が頭痛を訴える場合には病気が原因のこともありますが、全く別の部分に原因があることも多々あります。
子供の体は大人に比べると繊細です。頭痛の原因となるのは、以下のようなことが考えられます。
- 発熱
- 寒暖の差が激しいことに体がついていかない
- 熱中症
- 家族・学校生活でのストレス
- 成長にともなう体の変化
- 糖分や吸収の良い成分・添加物が多く含まれた食品の摂取
- 塩分濃度の高い食事
- 薬
急激に激しい痛みを訴える場合や、嘔吐とともに頭痛がある場合、いつもとは違う様子を見せる場合などには病気が原因で頭痛が起こっている可能性があります。そのような場合にはできる限り早急に病院にて診察を受けるようにしましょう。
頭痛に効果的なツボ押し・マッサージの方法とは?
大人であれば解熱鎮痛剤などを飲んで、頭痛をおさめる方法がありますが子供には鎮痛剤がさらに頭痛を引き起こす原因となることもあります。
また、頭痛のたびに薬を服用させるのも心配が募ります。そのような場合には、ツボ押しやマッサージをして頭痛を改善することをおすすめします。
ツボ押しをする前には、可能であれば静かな薄暗い部屋で10分ほど横になり、体をリラックスさせましょう。
また、体を締め付けている衣類があれば脱いでゆるめることで、より効果を実感できるようになります。頭痛改善のためのツボの具体的な位置・刺激の仕方を紹介します。
坎宮(かんきゅう)のツボ
眉頭から眉に沿って眉尻に向かって、親指の腹でなでるようにマッサージします。眉頭から眉尻の方向で、何度か刺激します。
攅竹(さんちく)のツボ
眉間から眉頭に向かって、親指の腹で優しくなでましょう。なでる方向を変えず、何度か刺激をします。
太陽(たいよう)のツボ
こめかみから少し目尻に寄ったところにあるツボです。指先を小さな円を描くように動かして、ツボを優しく刺激します。
合谷(ごうこく)のツボ
手の親指と人差し指の付け根にあるくぼんだ部分が合谷のツボです。手のひら側と手の甲側から、反対側の指ではさむように刺激をします。位置を覚えれば小さな子供でも自分でできますので、ぜひ教えてあげてください。
百会(ひゃくえ)のツボ
頭頂部の真ん中にある百会のツボを押すと、頭がスッキリします。両耳を結んだ線と、眉間から頭頂部に向けてまっすぐ上がった線の交わる部分がツボです。頭皮の血流を良くすることができます。
ツボを押す際には、1ヶ所につき10秒を目安に押します。それを1つのツボに2回ほどおこなうのがおすすめです。
ツボ押し・マッサージ以外の頭痛解消法
熱中症や脱水症状で頭痛が起きている場合には、水分補給をすることで頭痛が軽減される場合があります。血液中の水分が増えることで血流が良くなるため、効果が得られます。
血行を良くするという点では、入浴もおすすめです。入浴ができない環境にある時には、湿らせて軽く絞ったタオルをレンジで30秒ほど温めて作った「蒸しタオル」を使います。目や目の周り・首の後ろを温めると頭痛が改善されます。
体がのぼせやすい子供さんの場合には、温めるよりも冷やす方が効果的です。頭痛の際、首周りが熱くなっている時には、水道水で濡らしたタオルを絞ったものを首の後ろに当てるようにしましょう。冷やしすぎないために、水道水を使用するのがポイントです。
まとめ
子供の頭痛解消にはツボ押し・マッサージがおすすめ
子供の頭痛の原因は?
頭痛に効果的なツボ押し・マッサージの方法とは?
ツボ押し・マッサージ以外の頭痛解消法