「左後頭部の頭痛は大病のサイン?!片頭痛は大人だけではない(前編)」では、子供の頭痛の種類についてご説明いたしました。後編では、 左後頭部 に 頭痛 がある場合の対処法をお伝えいたします。
左後頭部の頭痛は大病のサイン?!片頭痛は大人だけではない(後編)
左後頭部の頭痛がある時の予防とは?
髄膜炎が原因の場合の後頭部の頭痛の可能性が高い場合は、まず髄膜炎自体を予防する必要があります。すでに前で述べたように、髄膜炎は主に肺炎球菌やヒブが原因となって発症する病気です。
初期症状が風邪に似ているため、髄膜炎とわからず子供を登園させている可能性も高いことから、集団生活の中では非常に予防しにくい病気です。
しかしヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの予防接種をおこなうことで、感染率を下げ、もし感染しても重症化を避けることが可能になります。
肺炎球菌やヒブが原因である感染症は命の危険があるにも関わらず、発症者は免疫力の低い乳幼児期に偏っているため、接種可能月例である生後二ヶ月に入ったら、できる限り早めに予防接種することをおすすめします。
また後頭部の頭痛の原因として最も多いと考えられている精神的ストレスや肩こりに関しては、できる限り、子供が訴える痛みに同調するとともに話したがっていること、苦しがっていることを少しでもたくさん聞いてあげられるようにしましょう。
大人にとって些細なことでも子供にとってはとても大きな悩みかもしれません。一方でゲームなどの長時間化によって後頭部の頭痛がある場合は、親としてもしっかりと時間管理をして規則正しくやらせるようにしましょう。
また定期的に体を動かすことも重要になります。そしてどのような事情であれ子供が頭痛などの痛みを訴えてきた場合、「どこが痛いの!きちんと言わないとわからないでしょ!」はもっとも子供が萎縮して、ますます症状が悪化する原因にもなります。
子供の頭痛の多くが精神的なものの可能性が高いということは、親たち大人にとっても胸が痛くなります。できる限り大きな心で、いつでも子供達の話に耳を傾けられる関係を構築することが頭痛の大きな予防策なのかもしれません。
しかしあまりにも頻繁に左側の後頭部の頭痛を訴える場合は、くも膜下出血など大病の可能性もありますので、一度大きな病院で検査をおこなってもらうことをおすすめします。
まとめ
左後頭部の頭痛は大病のサイン?!片頭痛は大人だけではない(後編)
左後頭部の頭痛がある時の予防とは?