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髄膜炎における主な症状とその予防

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zuimakuen syoujou

髄膜炎においては年齢に関係なく、様々な起因において発症する疾患です。年間の発症患者は決して少なくはなく、また死亡率や後遺症の残る方の割合が比較的多いことも事実です。

後遺症において子供の場合、遅れて学習障害が現れることがあります。 髄膜炎 と疑われる 症状 が見受けらる場合には、適切かつ速やかな対処・処置が不可欠です。


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髄膜炎における主な症状とその予防


- 目次 -

  • 髄膜炎の年間発症者数と年別割合
  • 髄膜炎の症状
  • 子供が髄膜炎を発症する主な原因
  • 見分けが一般では困難
  • 子供に対しての髄膜炎の治療とその予防

髄膜炎の年間発症者数と年別割合

日本神経感染症学会によると、年間の髄膜炎発症者は約1500人前後と見られており、その内70%が小児において発症しており、成人においても約400~500名が毎年この病気を発症していると推定されます。

発症後の症状の帰転は死亡率が15~35%、後遺症率が10~30%にのぼり、医療及び抗菌薬の効果は高い水準にある中でもやや懸念の大きい結果となっています。


髄膜炎の症状

髄膜炎は脳や脊髄において、これらを覆う膜に何らかの原因によって炎症を起こすことをいいます。発症部位と脳及び脊椎の近接度合いによっては生命に危険が及ぶため、救急性が高い疾患です。主な原因は細菌によるものですが、年齢別でその起因菌は異なる傾向があります。

髄膜炎においては、頭痛、発熱、頂部硬直(首元の反射的な反応)、意識障害の4徴と呼ばれる症状があり、患者の44%においてこれらの症状が見られます。また乳幼児や高齢者において発症した場合、不特定症状が見受けられる場合もあります。


子供が髄膜炎を発症する主な原因

髄膜炎を引き起こす原因は年齢によってその傾向があります。発症者の内、多くの割合を占めている小児においてはインフルエンザ菌や肺炎球菌、B群溶連菌などを起因としている髄膜炎が小児全体の症状の70%近くを占めています。

特にインフルエンザ菌や肺炎球菌に対して、小さい子供は抵抗が十分に備わっておらず症状が出やすくなります。肺炎球菌によって症状が出やすい場所は、体内に存在する抗体が攻撃しにくい場所や構造になっているため、症状が悪化する傾向にあります。

B群溶連菌は体内に存在する常在菌で、普段生活している中で感染することは珍しいことではなく特に害はありませんが、妊娠期において女性のその胎内に菌が存在すると胎盤内で妊婦自身に感染症を起こるだけでなく、分娩時に産道を通して赤ちゃんが感染することで後に重篤な障害を引き起こすことにつながります。


見分けが一般では困難

発症の割合が高い小児ですが、その原因がインフルエンザ菌や肺炎球菌であることが多いため、症状を見る限りでは風邪の症状と似ています。

一般人の我々にとっては見落とすことが多いため、風邪と思い家庭薬などで対処する内に症状が進行し、意識障害など明らかな異常が見受けられた時点では病状が重篤になっていることが大半です。

このことから早期発見が最重要視されます。また劇症型と呼ばれる場合には発症から短時間の内に死亡することもあり、数分単位での早急な治療を施す必要があります。


子供に対しての髄膜炎の治療とその予防

髄膜炎を発症した患者にはその年齢や免疫機能、その他の症状に合わせて抗生物質と副腎皮質ステロイド薬が投与されます。急速に症状が進行しやすい子供に対しても適切かつ瞬速な対応を行うことができます。罹ると深刻な症状に陥ってしまうこともありますが確実に防ぐことが可能です。

特に発症の割合の大きい乳幼児においてもB群溶連菌を起因菌とする髄膜炎は容易に防ぐことができます。

その方法は妊娠周期36週目までに検査を行い、その菌をなくすことです。検査の方法は非常に簡単で、例え陽性の反応が出たとしても妊婦にとっては無症状です。そのため分娩時に抗生物質を点滴し、出産にのぞむことで症状を発症するリスクが大幅に減らすことが可能です。

現在では髄膜炎の主な原因となる細菌に対しての予防ワクチンもあり、接種が可能になる生後二ヶ月をめどに早急に接種を受けることが望ましいです。

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まとめ

髄膜炎における主な症状とその予防
髄膜炎の年間発症者数と年別割合
髄膜炎の症状
子供が髄膜炎を発症する主な原因
見分けが一般では困難
子供に対しての髄膜炎の治療とその予防

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