子供のうつ病は本人の自覚が大人と比較して意識が低いため、症状が悪くなるまで気がつかずに進行してしまうケースが多いようです。そこで子供の うつ病 のシグナルや実際病院で診察を受けるにあたっての目安や 診断書 の もらい方 などさまざまな対応法などを知っておくと心強くいられます。
うつ病の診断書は必要?もらい方とは
子供が伝えるうつ病のSOS
子どもがうつ病を発症させる要因として身内の死・特に子供が伝えるうつ病のSOS親の死や親の離婚や再婚、自身の引越しや友人の転校などが引き金となるケースが大半です。悩みや悲しみは大体が一時的なものですが、そのダメージが長引いたり心身異常がみられる時はうつ病を疑うべきです。
感情の起伏が激しい、何事にも積極的に取り組まない姿勢がみられたり、引きこもり傾向があるならば注意が必要です。睡眠障害・食欲不振・むやみに自分自身を責める・楽しいことがないなど死にたいとつぶやくようならばきちんと医師にみて頂いた方がいいです。
病院での診察を必要とする目安
うつ病の判断は難易度が高く、子供の様子を観察する中で学校での態度や友人関係が大きく目安判断となります。
学校に行きたくない、仲良しだった友人と遊ばなくなるなど、これまで楽しかったことが苦痛に感じるようになった時、さらに起床できない、夜眠れないなど生活リズムが崩れ始めたら要注意です。こういった状態が2週間以上続くようならば、病院に行きましょう。
わが子がうつ病と同じ病状を示す「躁うつ病」や「発達障害」などは、一度の問診だけでは判断できない可能性があります。誤診防止のためにも、診察時に母子手帳や成績表などを持参して、今までの病歴有無などは前もって医師に伝えておきましょう。
発達障害と考えたとき
子供の世界でも起こるいじめやトラブルといった問題、つまり友達と意思疎通ができない・学習が成り立たないなどの様子があれば、アスペルガー症候群、ADHDといった発達障害や学習障害に要因が考えれます。
発達障害センターや子育て支援センターも選択肢にあげられますし、小学校や中学校にスクールカウンセラーの先生がいるならば相談してみいいかもしれません。
「学校へ行きたくない」のひと言が出たら、すべきこと
まずは学習障害・発達障害等が理由なのかの判断をしなければなりません。頭ごなしに「行きなさい」というのでなく、「何かあったのかな?」投げかけて、しっかり話を聞いてあげて下さい。
年齢や個人差も当然ありますが、なかなか上手く表現できない場合もあります。とにかく<じっくり>がとても大事です。一緒におやつを食べながら話すことや、お出かけや散歩や買出しに行く時やお風呂の中で、寝床で子供と向き合える時間をぜひ作ってみて下さい。
不登校の陰にあるうつ病
一連の話からも理解してもらえると思いますが、子供でもストレスを感じて不安感や焦りといった心的負担から不眠・食欲不振・楽しいと感じることができない気持ちに陥ることは確かにあります。
中には「理解してもらえない」という怒りや不信感から自殺願望が強くなり、本当に自殺を選択してしまう子供も存在します。まさしくこれはうつ病を発症していると言っても過言ではありません。
時間を費やしてやるべきこと
「学校へ行きたくない」というひと言を発したとき、じっくりと子供の話に耳を傾け、学校などを数日間~数週間休ませても効果がない場合、素人判断せず専門医師の受診をお勧めします。
睡眠障害・食欲不振・体重の極端な増減・腹痛・頭痛などを含め心身に異常をきたした場合、もしかしたらうつ病が潜んでいないかと疑うべき対応をしなければなりません。
それと同時に発達障害・高機能自閉症・アスペルガー症候群も判断要素にいれて下さい。うつ病に結びつく可能性がある病気です。
時間を要する病気の場合、周囲の理解や協力も必要になるので、きちんと診察を受けて診断書をもらい、親が学校の先生など関わりある人には事実を伝えていくべきです。
そして子供本人とも向き合う時間を持ち親子関係もしっかりと確認しあうように心がける意識が大事です。小学生9~10歳くらいになると、学校などの集団社会に適応できずに学習や友達関係も築き上げることが難しいケースがあります。
月日が経過すれば解決すること手遅れになることも場合にはあり、ある意味紙一重です。気がついた時の初期対応が一番大切です。
まとめ
うつ病の診断書は必要?もらい方とは
子供が伝えるうつ病のSOS
病院での診察を必要とする目安
発達障害と考えたとき
「学校へ行きたくない」のひと言が出たら、すべきこと
不登校の陰にあるうつ病
時間を費やしてやるべきこと