「目を離せないうつ病の子、仕事探しはどうしますか?(前編)」では、うつ病の子供を持つ親の働き方についてご紹介いたしました。後編では、うつ病の子供の預け先はあるのか、また親が うつ病 になってしまった場合の 仕事探し や働き方についてご紹介いたします。
目を離せないうつ病の子、仕事探しはどうしますか?(後編)
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子供の預け先
企業内内職も、家庭内での内職も、フリーランスの仕事も選べないという方も中にはいることでしょう。その中で仕事を探さなくてはいけない方は、子供を守る場所が必要ですから、どこかに預け先をみつけなくてはいけません。
そこで、選択肢に上がってくるのが、地域の放課後等デイサービスやフリースクールです。
一般的に放課後等デイサービスは平日なら昼過ぎから利用できますが、フリースクールなら朝から通わせることができます。
しかし、地域にいくつかある放課後等デイサービスは車での送迎があるところも多いのですが、フリースクールとなると電車を使って自力通学が必要な距離の方がほとんどだと思います。
朝の時間帯に電車に乗らせることができるほど回復している子ならなんとか通うことができるのでしょうが、電車をみて万が一のことを考えうるのなら、これは選べません。このような場合は午後からの仕事を探して、放課後等デイサービスに預けていきましょう。
うつ病を持つお子さんの預け先は、本人の意思もあり、選ぶのには慎重にならざるを得ません。なるべくお子さんの安定している日を選び、ゆっくりと慣らしていく必要があります。
うつ病の大人の仕事探し
子供がいる身でありながら、お父さんやお母さんがうつ病になってしまった場合、だれが収入を得るのでしょうか。こういったケースも最後に取り上げてみます。
うつ病になってしまった方は、うつ症状が酷い時には、しばらく会社をお休みしなくてはなりませんが、通院や療養などを通して、症状が回復したものの、それまでの会社でこれまでと同様の業務内容では再発するかもしれません。
そこで、転職も視野に入れて考えなくてはならないのですが、どのような仕事探しをすればよいのでしょうか。親がうつ病で無職でも、子供を食べさせていく状況からは逃れられません。
これまで営業職など、ノルマに追われて辛い思いを募らせていた方は、是非、ノルマがなく、体を動かす仕事も選択肢に入れてみてください。
デスクワーク中心の仕事からそれ以外の仕事への転職に抵抗のある方は多くいると思いますが、そこに拘るよりも、朝から体を動かせるって楽しいと、前向きにとらえていただきたいと思います。朝から体を動かすことによって、今後のうつ病のリスクを減らしていけるメリットもあります。
反対に、これまで肉体労働だった方でうつ病になってしまった方は、自宅でできる仕事や、趣味を実益に変えて教室などを作ってみるのもよいでしょう。
うつ病にかかってしまったことが人生の大きな転機になってしまったと思っても、良い方向に大きく転換できるチャンスだととらえて、少しでも前向きに進んでいっていただきたいと思います。
まとめ
目を離せないうつ病の子、仕事探しはどうしますか?(後編)
子供の預け先
うつ病の大人の仕事探し