「うつ病のチェックをしたら病院へ行ってみましょう!!(前編)」では、うつ病とはどのような病気なのかご説明いたしました。後編では、うつ病とのつきあい方についてご説明いたします。
うつ病 チェック に引っかかったら生活習慣の見直しを行うとよいでしょう。
うつ病のチェックをしたら病院へ行ってみましょう!!(後編)
抗精神病薬との付き合い方
抗精神病薬と言えば、とてもたいそうなものに聞こえますが筋肉の緊張を和らげたり、深い眠りにつくことが出来たりする薬です。
大きく分けてメジャートランキライザという強いものとマイナートランキライザという緩徐なものがあります。強さは圧倒的に違いますが、両方とも脳の電気信号の発射を抑える作用があります。外来で処方される薬は一生飲み続けても問題ないレベルの強度です。
上手に薬と付き合って日常生活を送ればよいといった構えで飲み続けても構いません。どれくらい安全かといいますと、日々飲むべき向精神薬を数か月貯めに溜めて大量服薬自殺を図ろうとされる方が稀にいらっしゃいますが、まずそれだけでは死にません。きつい思いをするだけです。
抗精神病薬は医師と密に連携をとり上手に利用すればとても良い薬です。肝心なことは、薬を飲むことに罪悪感を持たないこと。医師にこまめに相談することの2点です。
日常生活の注意点
早寝・早起き・朝ごはん・そして運動です。うつになりやすい状態は体力的に落ちているときでもあります。ある日、ストレスに打ちひしがれてしまったとしても、体力があると比較的乗り切る事が出来ます。脳科学的にも根拠があるのですが、ここでは割愛します。
規則正しい生活は心と体を健康に保ちます。病院での入院治療ももちろん、この生活習慣を整える事が大事な治療のポイントになっています。うつ病チェックに引っかかったら自分の生活習慣も見直しを行ってみてください。
ポジティブの練習
ストレスチェックに引っかかったらとりあえず、病院を受診してみる。その考えは全く間違っていません。しかし、他力本願もいいですが、自分自身がストレスに対し耐性があった方が今後生きていく為には便利なはずです。
人は筋肉を鍛えるようにストレスから身を守るすべも鍛える事ができます。また、その方法はとても簡単です。嫌だなと思った事をまず紙に書きだします。これだけでも既にストレスは軽減し始めています。
しかし、そこからさらにストレスを軽減させていくために、初めに書きだしたストレスの内容を100%として、その横にこういった違う見方もできるのでは?と自分なりに考えを書いてみましょう。
そうしたら、それを書いた時点で初めのストレスから考えると今ストレスは何パーセントかと書いていきます。きっと100%以下になるでしょう。
新たな考えを巡らせるほどストレスのパーセンテージは下がるはずです。要は、紙に書くことで客観的な視点を持ち、発想の転換を行う練習を行っているのです。地味なようでものすごく効果がありますので是非やってみてください。
まとめ
うつ病のチェックをしたら病院へ行ってみましょう!!(後編)
抗精神病薬との付き合い方
日常生活の注意点
ポジティブの練習