大人がネイルなどによって爪が弱ったりすることは良くあることです。しかし子供の 爪 が でこぼこ だったり、変色している場合は 病気 の前兆である可能性が考えられるそうです。
食事の見直しなどによって改善されない場合は要注意です。今回は爪の異常を紹介します。
でこぼこなどの爪異常は何かの病気のお知らせサイン!(前編)
爪の異常は何を知らせている?
爪は硬い素材のため、骨と同様にカルシウムの成分で形成されていると考えがちですが、主な成分は髪の毛と同様にタンパク質の一種のケラチンで作られています。
ケラチンは組織のもっとも外側に位置していて、紫外線や外部からのさまざまな強い力や刺激から守る働きを担っています。
そのほか爪の形成には、成長や維持に非常に重要とされるビタミンB6やビタミンB2、爪を丈夫に保つ亜鉛、爪の正常な形を保つ鉄などが必要とされています。
爪は何らかの原因によって変色、でこぼこ、反るなどさまざまな異常がみられるようになります。
爪をかむ癖から細菌感染などによって変色する咬爪症(こうそうしょう)、爪が分厚くなり爪の生え際などの皮膚がむけたり悪臭が出る爪水虫、爪がスプーン状にでこぼこに反る匙状爪(さじじょうづめ)などが代表的な爪の病気です。
子供は水虫とは無縁と考えがちです。子供が汗びっしょりでも長時間遊び回ることは良くある光景です。しかし靴で覆われた足は蒸れ続け、細菌繁殖して水虫が発生しやすい環境を作り出すのです。
そのため子供でも汗をかいた時は靴下を履き替える、素足で靴を履かせない、汗をかいた足はすぐ洗い流したあときちんと拭くなどを心がけるようにしましょう。
しかし爪の異常のあらわれは爪自体の病気だけを疑うのではなく、爪以外の体の不調を知らせる目安でもあると言われています。
爪と同じ成分でできている髪の毛の場合、例えば朝起きて寝癖が毎日できやすかったり、パサパサしている場合は、ケラチンをはじめとした髪の毛を形成している成分が不足しているということになります。
爪も同様に、爪を形成している成分が不足していることで爪がでこぼこしたり、ラインがあらわれるなどの異常が出ます。
また爪の形成のために必要なケラチンなどのタンパク質をはじめとした成分は、爪や髪の毛だけに使われているものではありません。
人間の体は大部分が水とタンパク質で形成されています。
脳をはじめとして各内臓組織や筋肉の形成、免疫力の向上、そしてホルモンや酵素にもタンパク質は非常に大きく関わっています。
それは筋力の成長にも影響しています。ここ数十年で子供達の身長、体重は増加しています。
しかし徒競走やソフトボール投げなど筋力を使った運動テストの結果では数十年前の数値を下回るようになってきています。
筋肉の成長が満足におこなわれていないために筋力低下を招いている結果として考えられています。
その原因として食生活におけるタンパク質の摂取不足が懸念されているのです。
まとめ
でこぼこなどの爪異常は何かの病気のお知らせサイン!(前編)
爪の異常は何を知らせている?