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赤ちゃんの頭にできる頭血腫を深く知る

shiro

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toukesshu

産まれたばかりの赤ちゃんの頭にみられる 頭血腫 とよばれるこぶ。自然治癒していくこぶなので、それほど心配することはありませんが、どのようなものなのか深く知ることで、安心して過ごすことができるようになります。


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赤ちゃんの頭にできる頭血腫を深く知る


- 目次 -

  • 頭血腫とは
  • どういう分娩だと頭血腫が起きやすい?
  • 脳への影響
  • 頭血腫の診断
  • 頭血腫の治療法とは

頭血腫とは

頭血腫とは、赤ちゃんの頭にできるこぶのことです。赤ちゃんが、お母さんの体から産まれるときに、頭部が強い力で圧迫されることで起こります。

産道やお母さんの体そのものからの圧迫が強いと、頭がい骨を覆う骨膜という部分が骨の基底部である骨質という部分からはがれてしまう場合があります。

そのとき、骨質と骨膜の間にある血管が切れてしまい、内出血が起こると、行き場のない血液が骨膜と頭がい骨の間にたまってしまいます。これが頭血腫となります。

お母さんの骨盤のかたちや、赤ちゃんの頭のかたち、分娩の方法などさまざまな要因によって、頭血腫は起こります。頭血腫となりやすい部分は、赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいるときに、お母さんの仙骨といわれる尾てい骨側にあった部分といわれています。


どういう分娩だと頭血腫が起きやすい?

頭血腫が起こるのは、分娩の際、鉗子分娩や吸引分娩となったときが多いとされています。ただ、ごく普通の通常分娩や帝王切開といった分娩でも、同じように起こってしまうこともあります。分娩時間が長引く難産のときも、起こりやすくなります。

鉗子分娩や吸引分娩は、分娩時間が長引くことで赤ちゃんが酸欠になってしまうのを防ぐという役割があります。分娩の際に、赤ちゃんが酸欠になってしまうと、脳に重大な障害があらわれることがあるので、素早く赤ちゃんを取り出すのが大切となります。


脳への影響

頭血腫ができると脳に悪影響があるのではないかと考える人が多くいます。ですが、頭血腫は脳に悪影響を及ぼすことはないとされています。

頭部は、もっとも外側にある頭皮から脳みそまでの間がたくさんの層になっています。骨膜、頭がい骨、さらに硬膜、クモ膜と続き、軟膜に守られるように脳みそが入っています。脳みそはさまざまな性質の層によって厳重に守られているのです。

頭血腫は、脳みそから遠い位置にある骨膜と頭がい骨の間で起こります。普通は、そのままにしておいても脳みそへの影響はないとされ、治癒後も良好な経過をたどります。

頭血腫は頭がい骨の外側にあらわれるものなので、見た目にこぶとして認識されることで親は驚いてしまいがちです。

こぶに気づいたら、担当の医師に相談し、頭血腫であるかどうかを確認してもらいましょう。頭血腫であると診断されれば、それほど深刻にならなくても大丈夫です。


頭血腫の診断

頭血腫は、誕生後、およそ2日で目立つようになってきます。普通は目視で確認します。検査をするときは、分娩時の様子や赤ちゃんの状態などを総合的に考え、診断をくだしていきます。

頭血腫と似たこぶがあらわれるものとして、「産瘤」(さんりゅう)があります。頭血腫と産瘤は、こぶに触れたときの感触が異なります。やわらかいこぶであることは共通ですが、産瘤はもともとむくみなので、粘土に似た感触で押したあとはへこみます。

頭血腫は中に血液が入っているので、液体で満たされている感触があります。頭血腫では、押してもあとはへこんだままにはなりません。


頭血腫の治療法とは

頭血腫では、特別な治療の必要がないことが多く、そのまま放置するのが一般的です。自然に治癒していきます。

赤ちゃんの頭血腫は、2週間から3週間ほどで体内に血液が吸収されていきます。こぶは消えてなくなります。こぶに刺激をくわえないように気をつけつつ、自然治癒を待ちます。お風呂に入ったり、授乳をしたりとごく普通に生活していて大丈夫です。

こぶがなくなる過程で、こぶが固くなってしまうことがあります。これは、血液が吸収されていく途中に、カルシウムの成分が残ってしまう石灰化といわれています。石灰化しても、数年ほど経てば吸収されていきます。

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まとめ

赤ちゃんの頭にできる頭血腫を深く知る
頭血腫とは
どういう分娩だと頭血腫が起きやすい?
脳への影響
頭血腫の診断
頭血腫の治療法とは

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