子供の病気いろは

  • ホーム
  • はじめての方へ
  • カテゴリ一覧
  • Twitter
  • Facebook
  • お問い合わせ
    • 免責事項・知的財産権
現在の場所:ホーム / 感染症 / インフルエンザ脳症 / タミフルの予防投与でインフルエンザを乗り切る

タミフルの予防投与でインフルエンザを乗り切る

shiro

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

tamifuru yobou

インフルエンザの予防接種をしていても感染を完全に防ぐことはできません。どうしても発症したくないときに使える タミフル の 予防 投与のポイントを知っておくと、安心です。

インフルエンザシーズンを乗り切るために予防投与もうまく活用していきましょう。


スポンサードリンク

タミフルの予防投与でインフルエンザを乗り切る


- 目次 -

  • インフルエンザに効く5種類の薬
  • タミフルを使った予防
  • 予防でのタミフルの服用方法
  • タミフルの予防投与の条件
  • タミフルの予防投与では保険が効きません

インフルエンザに効く5種類の薬

現在、インフルエンザに有効であるとされる薬は5種類あります。一般的によく使われているタミフル、イナビル、リレンザという3種類のほかに、ラピアクタ、シンメトレルという2種類もインフルエンザに効果があります。

タミフルは、A型、B型どちらのインフルエンザウイルスにもよく効く抗インフルエンザ薬です。大人はカプセル剤、子どもは散剤を用いて、経口投与で服用します。インフルエンザの症状が出たら、48時間以内に投与を開始すると効果があります。

タミフルはウイルスの増殖をおさえる薬であるため、すでに増殖してしまったウイルスには効果がありません。インフルエンザウイルスは48時間程度でウイルスの増殖がピークを迎えると言われています。ですから、48時間を経過してからタミフルを投与しても、効果的ではありません。

リレンザは、専用の吸入器を用いて、1日2回、5日間吸入する薬です。インフルエンザウイルスは気道で増殖します。吸入器を用いて直接、粉を吸うことで気道でのウイルスの増殖を阻みます。

イナビルも吸入薬で、A型、B型どちらのインフルエンザウイルスにも効果があります。リレンザとは違い、1度の吸入だけで投与が完了する点が特徴です。病院や薬局で指導を受けながら吸入すると安心です。

ラピアクタは、点滴注射で投与を行います。経口投与での薬の服用が困難だったり、吸入することが難しかったりする患者に使用します。

シンメトレルはA型インフルエンザだけに効果がある薬で、現在の日本ではインフルエンザ治療のために用いられることはほとんどなくなっています。


タミフルを使った予防

インフルエンザはワクチンを打っていても、流行中には感染してしまうことがあります。とくに学校や保育園、幼稚園といった集団生活を送っているとどうしても感染する機会が多くなります。

インフルエンザは、子どもが発症すると重症化するケースも多いため、予防を行うメリットが大きいと考えられています。

中外製薬の研究では、インフルエンザに罹患した家族がいる1歳から12歳の子どもに1日1回、タミフルを予防投与したところ、予防投与をしなかった子どもとくらべて、インフルエンザの発症は8割も減少したという報告があります。

タミフルは、インフルエンザウイルスの増殖をおさえるための薬なので、服用中はウイルスが十分に増殖できなくなり、発症をおさえることができます。

ただし、C型のインフルエンザウイルスには予防効果がありません。C型インフルエンザはA型、B型とは違い、感染力も弱く、症状も軽いので現在特効薬などは開発されていません。


予防でのタミフルの服用方法

タミフルは、服用している間だけ予防効果が続きます。連続して服用できるのが10日ですので、現在の予防効果は最長でも10日ということになります。

タミフルは服用後、4時間ほどで血中濃度が最大となります。ですから、服用を開始した日から予防効果はあると考えられています。

タミフルは、治療と予防とでは用法、用量が異なります。タミフルの予防投与では、大人はカプセル1個を1日1回、7日から10日ほど連続して服用します。

体重が37.5キロ以上の子どもには同じ量を10日間投与します。体重が37.5キロに満たない子どもには散剤を体重あたりで換算した量を1日1回10日間投与します。


タミフルの予防投与の条件

タミフルを予防投与するためには、条件があります。タミフルの予防投与では、インフルエンザを発症している人と一緒に暮らしている人が対象となります。

また、糖尿病や慢性呼吸器疾患などの特定の病気を持病としていて、重症化のリスクが高い人にも予防投与することができます。

受験生などは、条件に合わないときでも抗インフルエンザ薬の予防投与ができることがあります。かかりつけの病院で予防投与を行っていないことも考えられますので、まずは電話で問い合わせえてみるようにしましょう。

また、現在、タミフルは異常行動の恐れがあるとして、10歳以上の未成年者への投与は差し控えるようになっています。医師の方針にもよりますので、タミフルが処方された場合は説明をしっかりと聞くようにしましょう。


タミフルの予防投与では保険が効きません

タミフルの予防投与は保険診療とならないため、全額自費負担する必要があります。子どものタミフルの薬価は体重にもよりますが、3,000円程度となります。

ほかに、診察してもらうための料金そのものや処方料、さらに調剤料も加わり、5,000円から8,000円程度の自己負担となることが多いようです。保険が効かないことを頭に入れて、診察を受けるようにすることが大切です。

スポンサードリンク

まとめ

タミフルの予防投与でインフルエンザを乗り切る
インフルエンザに効く5種類の薬
タミフルを使った予防
予防でのタミフルの服用方法
タミフルの予防投与の条件
タミフルの予防投与では保険が効きません

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

Filed Under: インフルエンザ脳症 関連タグ:タミフル, 予防

スポンサードリンクと関連コンテンツ

記事を探す

スポンサードリンク

カテゴリから探す

  • 感染症
    • 風邪
    • インフルエンザ脳症
    • タミフル
    • 髄膜炎
    • ノロウイルス
    • 感染性胃腸炎
    • 水疱瘡
    • 溶連菌
    • りんご病
    • おたふく風邪
    • とびひ
    • MRSA
    • プール熱
    • 手足口病
    • アデノウィルス
    • ヘルパンギーナ
    • ライ症候群
  • 乳幼児
    • Hibワクチン
    • ポリオ
    • 予防接種
    • 乳児期
    • 乳児湿疹
    • 未熟児
    • 小児
    • 小児科
    • 歯固め
    • 臍ヘルニア
    • 新生児メレナ
    • 乳幼児突然死症候群
    • 乳児死亡率
    • 夜泣き
    • 日本脳炎
  • 麻疹
    • 髄膜炎
  • 皮膚
    • アトピー性皮膚炎
    • 脂漏性湿疹
    • オムツかぶれ
    • 脂漏性皮膚炎
    • 頭皮湿疹
    • 発疹
    • 突発性発疹
    • じんましん
    • 水いぼ
    • 帯状疱疹
    • ヘルペス
    • 痣
    • しもやけ
    • あせも
    • イボ
  • 胃腸の病気
    • ロタウイルス
    • 腹痛
    • 嘔吐
    • 下痢
    • 便秘
    • 胃腸炎
    • 大腸炎
    • 胃炎
    • 腸閉塞
    • 腸重積
    • 胆道閉鎖症
    • 胃食道逆流症
  • 泌尿器の病気
    • おねしょ
    • 尿路感染症
    • 停留精巣
  • アレルギー科
    • アレルギー
  • 心の病気・障害
    • ダウン症
    • 発達障害
    • 自閉症
    • ADHD
    • アスペルガー
    • うつ病
    • 疲労感
    • 癇癪
    • 中二病
    • チック症
    • PTSD
    • 起立性障害
    • 転換性障害
    • ひきつけ
  • 鼻の病気
    • 鼻づまり
    • アレルギー性鼻炎
    • 副鼻腔炎
    • 蓄膿症
    • いびき
    • 鵞口瘡
  • 口腔・歯科
    • 乳歯
    • 噛み合わせ
    • 歯科矯正
    • 歯ぎしり
    • 出っ歯
    • 受け口
    • 虫歯
    • フッ素塗布
    • 口内炎
    • 口腔ヘルペス
    • ヘルペス性口内炎
  • 耳の病気
    • 中耳炎
    • 外耳炎
    • 乗り物酔い
    • 流行性耳下腺炎
  • 目の病気
    • 視力
    • 視力低下
    • ドライアイ
    • 結膜炎
    • 流行性角結膜炎
  • 喉の病気
    • 扁桃炎
    • 喉
  • ケガ
    • 打撲
    • 肘内障
    • 破傷風
  • 呼吸器
    • 肺炎球菌
    • マイコプラズマ肺炎
    • 気管支喘息
    • 肺炎
    • 気管支炎
    • 百日咳
    • 喘息様気管支炎
    • クループ
  • 骨&骨格
    • 成長痛
    • 骨格 矯正
  • 血液内科&血液疾患
    • 急性リンパ性白血病
    • 貧血
    • 鉄欠乏性貧血
    • 血小板減少性紫斑病
    • 再生不良性貧血
    • 溶血性貧血
    • 膠原病
  • 脳・脊髄・神経
    • 頭痛
    • 熱性けいれん
    • てんかん
    • 脳腫瘍
    • 脳性麻痺
    • 水頭症
    • 急性脳症
    • もやもや病
    • ギラン・バレー症候群
    • 頭血腫
  • 代謝異常&生活習慣病
    • 肥満化
    • LDLコレステロール
    • 1型糖尿病
    • 核黄疸
    • くる病
  • 心臓の病気
    • 心室中隔欠損症
  • 甲状腺の病気
    • クレチン症
  • 顔面神経麻痺
  • 消化器
    • 急性虫垂炎
    • 生理的黄疸
  • その他
    • 熱中症
    • 低身長
    • ネフローゼ症候群
    • 川崎病
    • 血管腫
    • 鎖肛
    • 結節性硬化症
    • MRI
  • 睡眠
    • 成長ホルモン
    • 睡眠障害
  • 小児科
  • 爪

Copyright © 2023 kodomo-byouki-iroha.com