多数ある 小児科 を選ぶうえで重要な事は、「長く付き合える医者がいるかどうか」で判断する事をお勧めします。子供は成長していきますので、成長過程を先生に知っていてもらう事が適切な診断治療につながっていきます。
また、治療方針を家庭の状況に合わせてくれたりもしますので、日ごろから対話の出来る先生選びはとても大切です。
小児科は長く付き合える先生で選ぼう
総合病院と町の小児科医の関係
子供が大病をした際、町の小児科医は初めに大きな総合病院の受診を勧める事が多くあります。それは、子供は合併症を引き起こしたり、急変したりする事が多々ある為、設備の整った病院での治療が安心できるからにほかなりません。
しかし、ある程度症状が改善されていくと、総合病院でも定期的に検査したり薬をもらったりする維持的な対応に変わっていきます。
このような状況になった時、親としては治療を受けた総合病院へ通い続ける事が安心できるといった事がありますが、通院・受診する事に、かなりの時間を要するという事が避けられません。
そのような時は、思い切って総合病院の先生へ自宅近くのいつも通っている小児科で治療が引き継げないか相談してみましょう。
医師同士はつながりも強く、治療方針も上手に引き継いでくれます。総合病院を紹介した小児科であれば、間違いなく総合病院の医師とつながりがありますので、自宅近くでの治療に切り替える事も難しくありません。
良い小児科医の見分け方
良い小児科医は問診に時間をかけます。1,2週間前からの様子、さらには月単位での様子までさかのぼって子供の様子を丁寧に問診します。また、親のみに意見を聞くのではなく子供自身に語るかける先生はよい小児科医であると言えます。
逆に、症状だけを見たり、学校などで風邪が流行っているから等の曖昧な情報だけで薬を長期にわたって処方するような医師は注意が必要です。
良い小児科医は薬の使用を極力控え、短いスパンで再受診するように促します。処方した薬が適しているかどうか、状態の変化はどうか等を評価する必要があるからです。
一見、何度も受診をしなければならず、面倒に感じますが子供の病気を本気で治療しようとするとそうなってしまうのです。
スーパードクターでなくてもいい!!
子供が病気をすると、なるべく良い医者に診てもらいたいと思う事は当然の事でしょう。確かに、大きな総合病院などにはスーパードクターと言われるスペシャリストが多数存在しますし、設備も整っているので安心感が違います。
しかし、町の小児科医も捨てたものではないのです。町の小児科医の良い所は、治療の際に家庭環境まで考慮してくれるというところです。
子供の病気は急変がつきものですので、本当に危険な場合は町の小児科も早急に総合病院へ紹介状を書きますが、それ以外であれば町の小児科でゆっくりじっくり治療する事も一つの選択肢です。
総合病院では病気・疾患と向き合う傾向にありますので、即入院、即手術となったり、色々な診療科をたらいまわしになったり、薬で様子を見るように言われたりと動向が極端になりがちです。
家庭環境を考慮してくれるわけではありませんので、家族は病院の治療方針に振り回され多くの時間を費やし、大変な事になる事が多々あります。
その点、町の小児科であれば、家族の仕事の状況、子供の面倒を見てくれる保護者等の存在、通学、通園状況まで加味して治療方針を立てたり、経過を見る時間にも何かと融通を聞かせてくれたりしてくれます。
子供の病気の治療において、病気が改善する事はもちろんですが、治療過程で家族が大きな負担を背負わないようにしたり、生活様式をなるべく変えないようにしたりするといった事も治療過程では大切であるという事も知っておいてください。
まとめ
小児科は長く付き合える先生で選ぼう
総合病院と町の小児科医の関係
良い小児科医の見分け方
スーパードクターでなくてもいい!!