「子供が睡眠障害で病院通いに?!睡眠障害の5つの原因とは?(前編)」では、睡眠障害の原因や睡眠障害が引き起こす影響についてご説明いたしました。後編では、 病院 へ通う以外に自宅でできる 睡眠障害 の解決策をご紹介いたします。
子供が睡眠障害で病院通いに?!睡眠障害の5つの原因とは?(後編)
通院以外の睡眠障害の解決策とは?
病院に通う以外に自宅でも可能な睡眠障害の解決法とはどのようなものがあるのでしょうか。
1つめはゲーム機やスマートフォンなどは就寝1時間前には触るのをやめさせるようにするということです。
スマートフォンから出されるブルーライトは脳を興奮状態にしてしまうことから、就寝間際までスマートフォンを操作することによって脳が休む状態になれないため眠れなくなってしまうのです。
2つめは就寝時間、起きる時間をきちんと決めると言うことです。小学生から高校生くらいまでは8時間から9時間程度が理想的な睡眠時間とされています。
就寝時間が遅かったからと、登園や登校ギリギリまで寝かせておくのではなく、寝る時間も起きる時間もメリハリをつけることで、特別なことがない限り、毎日ほぼ同じ時間帯に眠たくなる習慣がつくのです。
3つめはしっかりと深い眠りにつけるような環境作りをすることです。就寝時にはテレビや電気はきちんと消して真っ暗な状態にします。
そして起床時には朝日が入るようにカーテンを開けます。深い眠りにつくためには脳をしっかりと休ませる状態を作る必要があります。逆に起きる際は脳に朝を認識させるのです。
睡眠障害の治療とは?
いびきの原因とも言える鼻炎や扁桃腺肥大、アデノイド肥大は自宅療養では完治は難しいものです。早めに病院でみてもらいましょう。
一般的な病であれば小児科で全く問題ありませんが、いびきの原因を追及する上では、鼻だけでなく咽頭を詳しくみることもできる耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。
扁桃腺肥大化したままでは食事を取りづらい、集中力に欠けるなどの生活への影響だけでなく、呼吸に悪影響を及ぼし、最悪な場合無呼吸症候群を発症し睡眠障害だけに留まらず命の危険もあります。
扁桃腺肥大で睡眠障害以外に、年に複数回高熱に悩まされている場合は切除手術を進められる可能性が高いと言えます。しかし手術をおこなう場合は全身麻酔が必要となるため、麻酔への適応状態や術後の回復への影響なども非常に気になるところです。
また1週間から10日程度の入院も必要となります。肥大化した状態での温存した場合と手術をおこなう場合でのメリット、デメリットをしっかりと医師と話し合った上で検討することをお勧めします。睡眠障害は成長障害のほか、脳への影響も多大なものです。
しかし睡眠障害の全てが扁桃腺肥大など治療の必要なものとは言いきれません。生活スタイルの見直し、ゲームや昼寝などの時間管理などを家族が積極的におこなうことで、大部分の睡眠障害が改善される可能性があります。
もし生活の見直しをおこなっても子供の睡眠障害が改善されない場合は、何か病気が潜んでいる可能性もあるため病院で一度相談してみることをお勧めします。
まとめ
子供が睡眠障害で病院通いに?!睡眠障害の5つの原因とは?(後編)
通院以外の睡眠障害の解決策とは?
睡眠障害の治療とは?