かかりつけの病院は大人でも大切です。子どもの場合、さらに気を配る必要があります。周辺の評判やそこでのお医者さんや看護師さんの応対や処置法で親は病院を選ぶしかありません。
そしてかかりつけの 小児科 は 専門医 でもあるのかを認識すべきです。
かかりつけの小児科は専門医ですか?
小児科専門医とは
小児科のプロが小児科専門医と呼ばれています。ここで一番注意すべきことは、小児科と小児科専門医は全く別ものであると言うことです。
小児科専門医とは、子供の病気治療においてある分野に特化したお医者さんのことです。
小児科の看板は多くみられますが、小児科専門医を表記する看板は専門医のみしか許されていません。
注意深く小児科専門医の看板を見つけ出す試みや、専門医の名簿等から情報収集する努力も親にとっては必要です。
基本的に同じ医者だと思いがちですが、小児科医は大人の診察も可能である一方で、一応子供の診察もできるといった形態であることを認識すべきです。
要するに、子供の診察は可能だが専門医ではないことを知っておくべきです。
小児科専門医制度
日本小児科学会は1985年4月に認定医制度を発足し、4年間以上の小児科臨床研修を受け、ようやく認定医試験の受験資格を得ることができます。
2002年4月にきちんと制度化され、認定する専門医研修施設で決められた内容の研修を修了した後、試験・審査にパスして初めて認定される資格制度です。
小児科専門医の診療技能・経験すべき症候
専門医とされるだけあって、各分野の到達目標はとてもレベルが高いようです。
小児保健に関連する年齢別での成長や発達経過はもちろん、そこにまつわる栄養学なども大事な勉強のようです。
それ以外にも水・電解質・新生児の分野はさらに違った意味での領域になります。身体にまつわることなので、先天異常や先天代謝異常や代謝性疾患も大きく関与します。
さらに内分泌や生体防御・免疫も大切なものです。まだ完治法が見いだされていない膠原病・リウマチ性疾患やアレルギーなども外せない分野です。
感染症や呼吸器や消化器 や循環器などをはじめ、血液に関連する事柄も無視できないです。
腫瘍や腎・泌尿器や生殖器や神経・筋肉や精神・行動・心身医学などあげたら切りがありません。
かかりつけ医
信頼できる先生を見つけ出すことは容易なことではありません。
しかし、患者である子供を通して医師や看護師の応対で雰囲気を読み取る力を発揮すべきは親です。とても大事な役割を親が担い、責任を持つ必要があります。
そこから安心と信頼関係が築ける確かなかかりつけ医をきちんと選ぶことが大切です。保護者は正しい情報の下でアンテナを張って、きちんと子供をみてくれるかかりつけの小児科医を見つけ出すことが賢明です。
ネット情報や近所の評判などで自分なりに情報収集し、真偽を見極め取捨選択すべきです。
しゃべれない赤ちゃんだけでなく、小児科を受診できる15歳くらいまでの体質や性格をきちんと診てくれる医者が身近に存在すれば、投薬や治療法などの安全性が高くなります。
もし本当に信頼できる医師ならば、判断しがたい状態でも的確に必ず他の専門医が所属する病院にすぐ紹介してくれるはずです。かかりつけ医はとても大切な存在なのです。
専門医の目安判断
念を押すようですが、小児科専門医の看板はあくまでも資格を保持していないと掲げてはいけないことになっています。
病院選びに小児科専門医の看板が掲げてあるかを基準にしてみるのも、ひとつの目安判断になります。
小児科専門医は5年ごとに更新が必要です。もしその専門医の知識が不十分な医者となれば専門医としての資格は取り上げられます。
まとめ
かかりつけの小児科は専門医ですか?
小児科専門医とは
小児科専門医制度
かかりつけ医
専門医の目安判断