現代では、子供の平均的な視力の低下が再び加速を見せるようになっています。そのような中、メガネに対する抵抗もあり、なんとか自力で視力回復を行う方法はないかといった事で、インターネット上にも多くの情報が交錯しています。
その中でも、よく見かけるのがツボによる視力回復方法の紹介です。しかし、本当にツボを押すことで回復するものなのかと疑問を抱くことも少なくありません。結論から言いますと、 ツボ による 視力回復 方法は無駄では無いけども、そればかりに頼っていてもよくないというものです。
子供に視力回復のツボマッサージ!!本当に効くの!?
ツボを押すとどうなる?
ツボを押す事で病気を治すといった民間療法は昔から存在し、その歴史はとても長いものがあります。つまり、効果がそれなりに見られるので、現代にも根付いていると考えられるわけです。
他にも針治療やお灸等、ツボに何らかの刺激する事で病気を治療する方法が沢山存在しますが、これらに共通してみられる効果が一つあります。
それは温熱効果です。つまり、痛い場所や、体の調子が悪い場所の体温が高くなるといった効果が見られるのです。
また、ツボ押しを反射療法と呼ぶこともありますが、それは、足の裏を刺激して胃の調子の悪さを治すといったように、患部に直接刺激を行うわけではなく、他の場所からの刺激を通して患部周囲を温かくするといった現象を引き起こし、治療効果を期待するからです。
ただ、ツボ刺激によってなぜ臓器などが反射の影響を受けるのかといった事は、現代の医学でもはっきり解明されているわけではありません。中国4000年の歴史といったように、昔からの経験の積み重ねが現代に引き継がれているのです。
なぜ視力が悪くなる?
病気の無い視力低下の原因は、ピントを合わせる為の筋肉が硬くなってしまう事で引き起こされます。ですので、視力低下の進行を予防したり、回復を考えたりするのであれば、この筋肉を再び柔軟にし、動きが良くなるように対応しなければなりません。
筋肉を柔らかくするには?
筋肉が硬くなる原因は血行不良が原因で引き起こされる事が殆どです。血行が悪いと周囲の筋肉に栄養が行き届かなかったり、疲労物質などが蓄積しやすくなったりするなどし、周囲の筋肉を収縮させる要因が生まれてしまいます。
筋肉が収縮するとさらなる血行不良を引き起こすことになり、さらに疲労物質が蓄積してしまう等の負の悪循環が続いてしまいます。このような状態が長期に続くと筋肉は、古く硬くなったゴムのように柔軟性を失い硬く脆くなってしまうのです。
このように視力は悪化し回復が自力では困難になっていきます。では、このような筋肉の血行不良による負の連鎖を断ち切るにはどうしたらよいかといいますと、筋肉を暖める事、動かす事の二つになります。
温まると血管は拡張し血流の増加が見られます。また、筋肉がストレッチされる事で、筋肉によるポンプ作用も働きやすくなり血管やリンパの流れが良くなります。そうなると、血液循環は改善し栄養も十分になされるようになりますので、筋肉も柔軟になります。
ですので、視力回復トレーニングといった遠くを見たり近くを見たりして筋肉を動かすトレーニングで視力回復効果が得られるといった効果があるのです。
体の細胞は温かい環境の方が活発になる
体が冷える事で、体内の細胞が変性しガン細胞を作るといった事が解ってきたといった研究論文が発表されましたが、現在のところ確証は持てません。しかし、体は冷えるより暖かい方が良いのであろうといった事はうかがえる発表ではあります。体を冷やさないといった日々の対策が、視力低下や他の病気の予防につながるとは言えるでしょう。
ツボ押しの効果的方法
目に関するツボを押すことで、目周囲の体温が上がり血行が良くなることは見られますので、ある程度の視力回復効果は期待できます。しかし、目の周囲にはさほど大きな筋肉も存在しない為、保温効果が少なく、すぐに冷えてしまいます。
目が疲れたらこまめにツボを押すといった風に行うとよいでしょう。子供にもツボの場所を教やこまめに押すように指導する事が効果をもたらします。
しかし、ツボ押しだけでは血行が改善するだけですので、やはり筋肉を動かすためにも遠くを見たり近くを見たりする視力回復トレーニングも合わせて行う方が本当の意味での視力回復につながります。
まとめ
子供に視力回復のツボマッサージ!!本当に効くの!?
ツボを押すとどうなる?
なぜ視力が悪くなる?
筋肉を柔らかくするには?
体の細胞は温かい環境の方が活発になる
ツボ押しの効果