視力の回復を望む方はこういった栄養を取った方が良いといった情報を多く目にしますが、実際は 食べ物 を摂取した程度で視力が回復するといった事はあまりありません。理由は栄養素をとって視力が回復するくらいであれば、それなりの内服薬で治せるからです。
しかし、眼科に行って視力回復に当たり内服薬を進められることはありません。悪くなってしまった視力を回復させる方法は現在のところ外科的治療に頼るほかないと医者は知っているからなのです。ただ、これ以上視力を悪くさせない、そういった意味では食生活を改善する事は有効です。
また、 視力回復 トレーニングを合わせる事によって視力の回復が得られたという実績もあります。サプリメントに頼りがちな現代社会ですが、どのような場合においても飲んだり食べたりしているだけでは満足の得られる効果は得られません。
食べ物、サプリだけで視力が回復する訳がない!! (前編)
姿勢の悪さが視力低下を引き起こしている
視力低下の原因の一つとして眼精疲労があります。眼精疲労によってピントを合わせる筋肉が硬くなってしまう事が原因で視力低下が引き起こされます。
現代社会は、パソコン、スマホ、ゲーム等近くの物を見る機会が多く、さらにブルーライトなどの強い光にさらされる機会が多い為、眼精疲労を引き起こしやすい環境である事は言うまでもありません。
しかし、視力低下の原因において、実はそれらが大きな要因ではない事が最近の研究でわかってきました。今やゲームのしすぎで目が悪くなったという様な事は言えないのです。どちらかと言えばストレスによる筋緊張の高まりの方が注目されています。
ただ、見逃されがちなのが姿勢です。日本人はもともと世界的に見ても姿勢の悪い人種ではありますが、昨今、体力低下や筋力不足がささやかれる時代となり、正しい姿勢を長時間キープできる人が少なくなっているのです。
そのような状態で目を酷使する生活をしていると、視力に左右差が生まれます。視力に左右差が出てしまうと、視力のよい方の目ばかりを優先して使おうといった働きが生まれるために、日常的に目を酷使し、視力低下の進行が見られてしまいます。
トップアスリートの方で視力の弱い方はあまり見かけません。ある程度の筋力と正しい姿勢は視力を保つことに欠かせないのです。
ヒアルロン酸は毒、代謝を上げなければどんなサプリも意味が無い
膝関節症など関節のクッション成分でヒアルロン酸を摂取するというサプリメントのCMをよく見かけますが、実はヒアルロン酸自体は体にとっては異物であり、ヒアルロン酸のまま体が吸収する事はありません。基本的にはアミノ酸とたんぱく質に分解され体に取り込まれるのです。
さらに、膝関節には血管が走っていません。つまり、いくらヒアルロン酸を摂取してもたんぱく質とアミノ酸になってしまい、飲んだだけでは膝まで栄養は届かないという事です。膝は膝に圧力がかかる事で周囲の組織から染み出るようにして栄養を受け取ります。
ですから、動かなければ膝には栄養は届かないのです。では視力回復に関してはどうでしょう。目には多くの毛細血管が走っていますので、体内に吸収された栄養は流れていくように思えると思います。
しかし、視力低下を引き起こしている筋筋肉は固くなっているのです。筋肉が硬くなる要因は血流不足にあります。筋肉が硬くなる、血流が不足する、血流が不足するとさらに筋肉が硬くなるといったように悪循環を繰り返します。ですので、いくらサプリを飲んだところでなかなか効果は得られません。
まずはこの血液と筋肉の悪循環を断つ必要があります。それには、全身の代謝を上げる事が必要です。体を冷やさないようにするといった事に気を配るだけでも代謝は上がってきます。
もちろん、運動、筋力増強を行うに越したことはありません。食事や、サプリメントだけではそう簡単によくなりません。食事やサプリメントの効果を十分に引き出すには代謝を上げる努力を怠ってはいけません。
後編では、視力回復トレーニングについてご紹介致します。
まとめ
食べ物、サプリだけで視力が回復する訳がない!!(前編)
姿勢の悪さが視力低下を引き起こしている
ヒアルロン酸は毒、代謝を上げなければどんなサプリも意味が無い