最近、子供の目がわるくなったかな~と思うことはありませんか?テレビをみるときに目を細めていたり、本を読むのに顔を近づけすぎていたり…。そんな時はまずお医者さんに相談して、検査をしましょう。
何らかの病気がみつかるかもしれませんし、適切な対処をとることで視力を回復できるかもしれません。
今回は、大事なお子さまの 視力 を 回復 させるための方法をご紹介します。
早いうちに対策を!お子さまの視力を回復させるには?
まずは原因の特定を
視力の低下にはさまざまな要因があります。とくに急激な視力の低下が起こった場合は病気が原因の可能性もありますから、まずはお医者さんに相談しましょう。目がわるくなる病気としては、「未熟児網膜症」、「緑内障」、「心因性視力障害」などがあります。
ただ、子供の目は大人の目よりも環境に素早く適応してしまうので、大人よりもはやく視力が落ちるともいわれています。逆にいえば環境を整えたり、適切な対策をすることで視力が回復する可能性も高いのです。
原因が特定できたら、お医者さんとご相談のうえ、これから紹介する方法を検討してみてください。
環境を整える
もしお子さまが普段から近くで物を見る習慣があるようでしたら、まずはそこから変えていきましょう。
具体的には、「お子さまが本を読むとき、顔と本の距離が近ければ、姿勢を正し、顔を離す」、「テレビをみるときに使う机や椅子は、テレビから距離を置くように室内のレイアウトを変える」、「タブレットやスマートフォンはみる時間を制限する」、などです。
室内レイアウトの変更などは一度やってしまえば効果は継続しますので、とくにおすすめです。一部のテレビやディスプレイは蛍光灯の光を反射してしまいますので、お子さまの視線からだとみにくい場合があります。
また、ディスプレイ光度を高く設定していたりすると(メーカーにもよりますが「ダイナミック」や「あざやか」など)強い光が常に目に入って疲れがちになります。
お子さまの机と椅子の高さの調節も大事です。椅子が低すぎると必然的に顔が机に近くなりますし、そのぶん姿勢にも影響します。お子さまの普段の座り方や姿勢が気になるようでしたら、「本人がそうしやすくなる」環境を作ってみてはいかがでしょう。
眼の筋肉をほぐして鍛える方法
いくつかの種類があります。目の「外眼筋」を鍛える眼球トレーニング、「毛様体筋」を鍛える遠近トレーニングなどです。他にも明暗トレーニングと呼ばれるものなどさまざまありますが、いずれにせよ基本的な考え方は「目を動かすための筋肉を鍛える」ことにあります。
これらはテレビなどでもよく紹介されているのでご存知のかたも多いかもしれません。簡単ではありますが、具体的に説明します。
「眼球トレーニング」では、目を動かすための「外眼筋」を鍛えます。視線を上下左右に動かしたり、指先で弧を描いて、それを目で追います。
「遠近トレーニング」では目のピントを合わせる際に使う「毛様体筋」を鍛えます。近くのものと遠くのものを交互に見たり、目のピントを少しづつずらしたり合わせたりします。
お子さまにこれらのトレーニングをさせる際に問題になるのは、いかに飽きさせずに続けさせるかということでしょう。とくに小さなお子さまの場合は自発的にやるのはむずかしいので、小道具を使ったり遊びを取り入れるといいです。
例えば、「眼球トレーニング」であれば視線を追わせるための小さな人形を使ったり、「遠近トレーニング」ではボールを投げて視線を「近→遠」へ持って行ったり、などです。
また、費用はかかりますがこれらのトレーニングを専門で行っている施設もあります。
外科手術
病気が原因のときは、多くの場合外科手術をおこなうことになります。病状によりますが、網膜を焼く「レーザー手術」、眼圧をあげる「強膜輪状締結」、逆に眼圧を下げる緑内障の手術などです。
病気が原因でなく、視力を回復させるための手術としては「レーシック」が有名ですが、子供は受けることができません。
メガネやコンタクトレンズにたよらない
基本的には子供は視力が落ちやすい傾向にありますが、メガネやコンタクトレンズにたよると、そのままで視力が安定してしまい、回復のきっかけを逃すことにもなります。
成長過程のお子さまの目は回復の可能性が高いのも事実です。お医者さんとよくご相談していただき、ぜひ記事を参考にして視力回復に挑戦してください。
まとめ
早いうちに対策を!お子さまの視力を回復させるには?
まずは原因の特定を
環境を整える
目の筋肉をほぐして鍛える方法
外科手術
メガネやコンタクトレンズに頼らない