冬になり寒さに直接あたると外気に触れているところがしもやけになることがあります。そこが赤く腫れて痛みが生じることがあります。温めると患部にかゆみが起こることがあります。
子供は しもやけ が かゆい とかきこわしてしまいがちです。ステロイド剤などのかゆみ止めをもちいるとよいです。
かかないで!しもやけかゆいは悪化と紙一重
しもやけができるとき
子供は冬でも平気で外遊びします。外に出て手袋をしないで寒気にあたるとしもやけやあかぎれになってしまうことがあります。
とくにしもやけは赤く腫れて痛むことがあります。それとともにかゆみが出るのがしもやけの特徴です。
極端な寒冷にさらされたときに起こる凍傷としもやけは異なります。
凍傷の場合には寒冷にさらされた場所が壊死するほどのダメージを受けますが、しもやけは少しずつもとどおりになります。
しもやけは子どもや女性に多いとされています。体質的に貧血気味である、低血圧である、末梢部の血管のはたらきが良好でないなどの原因があるとされています。
しもやけがあまりに簡単にできる、あるいはたびたびくり返す場合にはべつの要因が大きくかかわっているかもしれません。その病気を治すことが先決の場合があります。
しもやけのかゆみ
しもやけは腫れ、痛み、かゆみがおもな症状です。場合によっては水泡に近い状態になることがあります。
人によってこれらの症状の有無や症状の強さはまちまちです。治るまでの期間にちがいがあります。
寒冷の場所から温かいところに移動した時や風呂に入った時などはとくにかゆみを感じやすいです。
このかゆみはけっこう強いことがあり、かゆみがあると子どもはがまんできずにかきくずしてしまいがちです。
こうなると皮膚が荒れてびらん状になってしまうために、ヒスタミンが体内で放出されるためによりかゆみを助長する結果になってしまいます。
かゆみの対処法
すでにしもやけができてしまってからでも保温をこころがけます。保温することで血行を促し、よりなおりを早めるようにするためです。
そこでしもやけでかゆみが出る場合にはステロイド剤やその他のかゆみ止めのうち、しもやけのかゆみに効果のあるものを用います。
手元にない場合には薬局や医師に相談して選択してもらいます。
これらの薬剤は副作用が出ることがあるので使用法を守って適切に使います。
かゆみ止めをしっかり塗ることで強いかゆみが出ることを避けて、かきむしることがないようにします。このようにしてしもやけにともなうかゆみが出るのを抑えます。
しもやけのかゆみをふせぐ
しもやけは寒冷にさらされることで生じます。したがって基本的にはあたたかく保温することである程度防ぐことができます。
寒冷刺激をさけるために、寒さの厳しい時には室内で過ごすなど代わりの過ごし方を選びます。
ところが保温しているはずが長時間外出する、雪や氷などの冷たいものを触れつづけるなどある時間以上寒冷にさらされる機会が積み重なることでもしもやけはできます。
しもやけをふせぐ保温の効果が十分でない場合にはカイロを用いる、寒冷が厳しいときは不要な外出を避けて保温に努めます。
さらに体の末端部分、つまり手足などについてふだんから保温をこころがけます。いつも暖かい状態にしておくことで血液の通りをよくし、血行をうながします。
入浴したときにはしもやけの部位をよくあたためるようにします。血行を良くするにはビタミンEを用いることもできます。
これは外用薬、内服薬いずれもあります。血行を良くすることでしもやけの改善に結びつけます。
しもやけとともにひびやあかぎれができているときに用いる薬剤に関しては両者に影響がないか医師や薬剤師によく相談して用いるようにします。
まとめ
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かゆみの対処法