乳幼児に多いロタウイルス感染症は40人に1人が重症化する場合もあります。WHOではロタウイルス感染予防でワクチン接種を推奨していますがこの接種は任意接種のため自己負担により金額も気になります。
では、 ロタウイルス 予防接種 の必要性と気になる 値段 や接種期間ついてご説明していきます。
ロタウイルス予防接種の必要性と気になる値段や接種期間(前編)
乳幼児が多くかかるロタウイルスとは?
ロタウイルスは「嘔吐下痢」を引き起こす乳幼児に発症頻度の高いウイルス性の急性胃腸炎です。
ほとんどの乳幼児は5歳までにかかる胃腸炎と言われています。
症状は激しい嘔吐や下痢があり脱水症状を起こす可能性があります。
小さな子どもでは、身体水分量が多く脱水を起こしてしまうと、話すこともできずぐったりするだけで気づくことが遅れる場合が多いです。
また、合併症では痙攣や心筋炎を起こすことがあります。
ロタウイルス予防接種の必要性と接種期間
ロタウイルス予防接種は早めに接種を考えていただきたいワクチンです。
乳幼児では感染力の高いロタウイルスに予防を徹底しても、どの子にも感染する可能性があります。
特に胎児期に母体でもらった免疫力の効果がなくなる生後3カ月から6カ月の間に初めて感染した場合、症状が激しくでます。
激しい嘔吐や下痢が主症状ですが発熱を併発することもあります。小さな赤ちゃんなので気がつけば脱水症状となり入院した話はよく耳にします。
また、このロタウイルスは重症化するリスクが高い年齢も生後3カ月から6カ月とされており、重症化するとロタウイルス脳症を起こす非常に怖い病気です。
しかし、このロタウイルスはワクチン接種により予防することが可能な病気であり、万が一重症化した時のことを考えると予防接種の大切さを理解していただけると思います。
ロタウイルス予防接種の接種率と接種効果
ロタウイルス予防接種の接種率は日本で約45%程度といわれています。接種効果のあるワクチンですがなぜ半数以下の接種率なのか不思議です。
この報告結果だけを見ると先進国の日本としてかなり接種率が低く感じられます。
実はこのロタウイルスは世界でも危険な感染症として注目され130カ国でワクチンが認可されておりWHOでも予防接種を推奨する病気です。
ロタウイルスに感染するのは95%が乳幼児なので予防接種を勧めています。
まとめ
ロタウイルス予防接種の必要性と気になる値段や接種期間(前編)
乳幼児か多くかかるロタウイルスとは?
ロタウイルス予防接種の必要性と接種期間
ロタウイルス予防摂取の接種率と接種効果