子供が高熱を出して耳の下やあご周辺を痛がるようならば、 おたふく風邪 を疑って下さい。この病気は誰もがかかるのかとても気になりますが、 治療 法などを知っていれば問題なし!です。きちんと対処すれば子供を守ることができます。
おたふく風邪は誰もがかかるの?治療法を知れば問題なし!
おたふく風邪の基礎知識
正式名は、流行性耳下腺炎とも呼ばれます。幼少期に子供がかかりやすい病気でもあります。この病気になると耳の下やあご周辺がはれ上がります。おたふく風邪はムンプウイルスに感染することで発症します。くしゃみなどや接触感染でも簡単にうつります。
症状や潜伏期間などのまめ知識
おたふく風邪にかかると耳下腺・顎下腺・舌下腺がはれて痛みを伴い、38~39度の熱が出ます。通常発熱後2日間以内にピークを迎えます。
はれは7~10日間ほど続く場合があります。特徴として左右両方にはれが見られるのは稀です。全体の25%くらいは片側のみのケースが多いいようです。要注意事項として、感染しても症状がみられない不顕性感染も30~35%にも及ぶとされています。
潜伏期間・かかりやすい季節・年齢など
感染してから週2~3間潜伏期間を要します。無意識のうちに感染し、症状が出た時点ですでに周辺の人たちにうつしてしまっている状況です。流行する季節で言えば冬から春に向かう時期ですが、集団生活の場所では季節に関係なく瞬時に流行します。
平均的に5歳前後がかかりやすく、2~9歳の期間が最もよくうつる年齢であります。
注意事項
おたふく風邪は学校保健安全法において、発症してから5日間が経過した後、全身状態も良くなるまで出席停止の扱いになります。
例外として抗体検査をして、抗体を持っているケースで医師により感染する恐れがないと診断された場合のみ、欠席する日数が若干変わることもあります。
治療法
ムンプウイルスの抗ウイルス剤などはなく、現時点で即効性の薬はありません。基本的には対症療法になるため、高熱が続く場合は解熱鎮痛剤がでるなどの対応になります。
原則的には自宅安静であり、自然回復の経過観察しながら待つしかありません。認識事項として合併症はきちんと知っておくことが大切です。
ムンプウイルスは全身の臓器に感染しやすいので、思春期くらいから大人がかかると特に重篤になりやすく、重い合併症を起こしかねません。
約1,000人に1人の割合で重度の難聴になることがあり、ウイルスが脳にうつり無菌性髄膜炎や脳炎を引き起こすケースもあります。
また、思春期以降に感染してしまうと精巣炎や卵巣炎になってしまうこともあります。その他に稀ですが、膵炎も重篤な合併症の1つとしてあげられます。
ワクチン接種
おたふく風邪の予防接種は任意であり有料でもあります。もし仮にかかったとしても予防接種をしておけば、症状の重篤を押さえて合併症を回避できる可能性は高くなります。
そして子供だけでなく母親や父親のどちらか一方もしくは双方でもこの病気にかかっていないようならば、子供の予防接種時に一緒に接種されることをお勧めします。時期的に歳から受けることができます。
1回のみだと効力が低いので、10代中に2回の接種が望ましいとされています。母子手帳を手にした時から子供の成長のすべての関わりが始まります。
予定通りに行かない場合も多々ありますが、麻しん風しん混合と水ぼうそうの同時接種も可能なので、同時進行でできるだけはやく免疫をつけ病気になっても戦える体を作ってあげましょう。
定期検診をはじめ、1歳から計画的に予防接種を受けるように心がけていくのはとても大事です。予防接種の料金は病院によって異なりますが、4,000円前後が目安になるので、かかりつけの小児科に確認しておくと安心です。
住んでいる地域でも違いはありますが、各自治体などで公費助成が受けられるところも存在します。ぜひチェックしてみて下さい。
まとめ
おたふく風邪は誰もがかかるの?治療法を知れば問題なし!
おたふく風邪の基礎知識
症状や潜伏期間などのまめ知識
潜伏期間・かかりやすい季節・年齢など
注意事項
治療法
ワクチン接種