「おねしょ対策パンツの必要性とその効果(前編)」では、おねしょの原因や夜尿症の原因についてご紹介いたしました。後編では、夜尿症のタイプや対策方法をご紹介いたします。 おねしょ は、 パンツ などを取り入れることにより対策できますので、親はあまり過敏になり過ぎずゆったり構えましょう。
おねしょ対策パンツの必要性とその効果(後編)
夜尿症のタイプ
夜尿症には膀胱型、混合型、多尿型とタイプがわれます。膀胱型の中に解離型の不安定膀胱が含まれます。膀胱型は睡眠中のおしっこの量は普通ですが、機能的膀胱容量が小さいタイプです。
多尿型は、抗利尿ホルモンの睡眠中の分泌が少ないタイプで、薄いおしっこがたくさん作られてしまいます。
夜尿症のタイプを知ることは、治療する上で大切です。普段から子どものおしっこの色や量、漏らしてしまう時間帯などよく観察しておきましょう。
対策と治療
対策としては、生活指導により水分摂取リズムを整えることが大切だとされています。睡眠中、体内に水分がたくさんあると排出しようとして抗利尿ホルモンの分泌が抑制されてしまいます。そうならないように夕方以降の水分摂取を減らします。
また、タイプによってはおしっこを我慢させる訓練なども効果が期待できます。冷えに関しては、寝る前の入浴や布団を温めておくなどがよいとされています。
以上のような訓練をしても改善がみられない場合は、医療機関での治療を受けることになります。内服薬や点鼻療法、アラーム療法などの治療を夜尿のタイプに合わせて行います。
対策グッズ
おねしょや夜尿症が続くと、それ自体がストレスになり、おねしょや夜尿症を改善できない原因になることがあります。それほどナイーブな問題と言えるでしょう。生活指導中や治療中は子どもの心に寄り添うことが大切です。
しかし、おねしょや夜尿症は複数の原因が重なり発症することから治るまでに時間を要します。おねしょパンツなどの対策グッズを取り入れることでストレスが軽減でき、親もゆったりとした気持ちで見守ることができます。
種類も紙タイプのものや布製のもの、ズボン型やスリーパータイプなど幅広く、デザインもいろいろあり、子どもも抵抗なく使えるものが増えています。
おねしょや夜尿症は特殊な例を除き、大人になると改善することがほとんどです。一番ストレスに感じているのは本人ですら、親は過敏になり過ぎずゆったり構えましょう。
まとめ
おねしょ対策パンツの必要性とその効果(後編)
夜尿症のタイプ
対策と治療
対策グッズ