赤ちゃんの肌はスベスベ・・・と思っていたのに、赤く小さなブツブツができている!ということはよくあります。それは、多くの赤ちゃんが発症する「乳児湿疹」の症状です。
乳児湿疹 は いつまで 続くのでしょうか?治す方法はあるのでしょうか?詳しくみていきましょう。
乳児湿疹はいつまで続くの?治し方を知りたい!
乳児湿疹の特徴を知ろう
赤ちゃんの肌は薄くバリア機能が弱いため、ちょっとした刺激やいろいろな原因で湿疹ができてしまいます。
まずは、赤ちゃんの月齢別にできやすい乳児湿疹の特徴をみていきましょう。
誕生後から生後2・3か月ごろ
この時期の赤ちゃんは、胎児だったころにママから受けた女性ホルモンの影響により皮脂の分泌が多くなっています。
皮脂の分泌が多い割に毛穴が小さいため、詰まってしまいやすく「乳児脂漏性湿疹」や「新生児ニキビ」と呼ばれる赤く腫れる湿疹がよくみられます。
生後4か月から9か月ごろ
この時期の赤ちゃんは、ママからの女性ホルモンの影響がなくなり、皮脂の分泌量が落ち着いてきます。すると今度は、乾燥に耐えられなくなり湿疹ができてしまいます。
一般的に「乾燥性皮膚炎」と呼ばれる症状が出ます。特徴としてはかゆみがあるため、掻きむしってしまうと雑菌により悪化してしまうことがありますので、注意が必要です。
生後10か月から1歳ごろ
少しずつ皮膚が強くなり、乳児湿疹がよくなりやすい時期です。
この時期にも湿疹が治らず長引くようであれば、乳児湿疹ではなくアトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどによる湿疹である可能性があるため、専門医の診断を仰ぐようにしましょう。
乳児湿疹が出やすい季節はあるの?
乳児湿疹は先ほども紹介したように、月齢によって症状が変化していきます。そのため、特に季節の変化に関係するようなことはありません。
ですが、肌が乾燥する生後3・4か月と空気が乾燥しやすくなる秋から冬が重なる赤ちゃん(7~10月生まれ)は、乾燥性皮膚炎による湿疹がひどくなることがありますので特に気をつけましょう。
また、生まれ月にかかわらず0歳の9月から翌年4月までの時期は肌が乾燥しやすいことを覚えておき、正しいケアをしてあげることで湿疹をひどくすることなく過ごしやすくなります。
1歳を過ぎて湿疹が落ち着いても、翌年の同じ時期には再発する場合もあることを知っておくとよいでしょう。
乳児湿疹のケア方法
皮脂の分泌が多い時期の湿疹と、肌が乾燥している時期の湿疹ではケア方法が変わってきます。症状に合わせて対処してあげるようにしましょう。
皮脂の分泌が多い時期のケア方法
皮脂の分泌が多い時には肌の表面に雑菌がつきやすくなっています。
赤ちゃんが汗をかいたらこまめにガーゼなどでやさしく拭くようにしましょう。着替えをこまめにすることも効果的です。
また、ミルク・おっぱいのあとは口元の汚れをふき取るようにしましょう。
入浴の際は、弱酸性の石鹸を使用します。事前にしっかりと泡立てて、泡で体をやさしく洗います。この時、顔に湿疹があれば湿疹の部分を石鹸の泡で洗います。
石鹸の泡はぬるめのお湯でしっかりと洗い流すことも忘れずにしましょう。顔の湿疹部分はお湯を含ませたガーゼで泡が残らないように拭くとよいでしょう。
肌が乾燥している時期のケア方法
肌が乾燥している時は保湿をすることがポイントになります。肌の乾燥が気になる部分に刺激の少ないベビー用のローションや保湿クリームを塗ります。
お風呂上りは特に肌が乾燥しますので、保湿を忘れないように気をつけましょう。
クリームやローションは、1回あたり1円玉ほどの大きさの量が目安となります。
また、室内の空気も乾燥しがちですので、加湿器などを利用して室内の湿度を調節するように心がけましょう。
上記のようなケアを続けていても、湿疹が長引いたり悪化するようなことがある場合には、小児科や皮膚科の受診をするようにしましょう。
まとめ
乳児湿疹はいつまで続くの?治し方を知りたい!
乳児湿疹の特徴を知ろう
乳児湿疹が出やすい季節はあるの?
乳児湿疹のケア方法