風邪 はウイルスや細菌感染によって呼吸器系の炎症から、各箇所の症状が出ます。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、 喉 の痛み、咳、たんなどがあげられます。体がだるいなど発熱や頭痛もともないます。いち早く回復するためにも、 治し方 を知っておくことは賢明です。
喉の違和感で風邪を疑う?治し方とは!
風邪とは
主にウイルスの感染による鼻腔や喉等の炎症で、咳・喉の痛み、鼻水、鼻づまりなどを起こし、発熱、だるさ、頭痛など全身に各症状があらわれます。熱や喉の痛み、鼻水、頭痛等で苦痛を感じ、すぐ良くなる風邪の治し方を知りたいと誰もが思います。
そこで再認識しておくべき事柄として、風邪の各症状は病気ではなく、それらの症状によっては体の防御反応として必要な作用のあらわれとも言えるのです。
風邪の兆候
「のどが痛い」と子供がいう時、大半はウイルスや細菌感染で喉に炎症を起こしています。
その大部分はウイルスが原因ですが、細菌では怖い続発症、つまり合併症によるリウマチ熱、急性糸球体腎炎などで関連して溶連菌が重要で、この細菌による感染症が子供によくみられるケースがあります。
溶連菌感染症
溶連菌とは溶血性連鎖球菌とも呼ばれ、感染症を溶連菌感染症としても知られています。主に喉に感染して、咽頭炎や扁桃炎を引き起こします。細菌では溶連菌が代表的ですが、ほかに肺炎球菌やインフルエンザ菌などがあげられます。
溶連菌感染症の症状
発熱と喉の痛みが特徴です。しかし3歳未満では高熱があまりみられないとも言われています。体や手足に小さくて紅い発疹が出たり、舌にツブツブができたりします。
そのほかに頭痛、腹痛、首すじのリンパ節のはれも症状としてあらわれます。風邪と異なり咳や鼻水が出ないというのも特徴です。この溶連菌感染症は潜伏期間が約2〜5日で症状がでます。
検査と薬
年齢、熱の程度、扁桃腺のはれ具合、体や手足の発疹から溶連菌に感染している可能性があれば、確認検査を行います。「のど」や「鼻の粘膜」についた細菌を取り、溶連菌については5~10分以内に結果が出ます。
溶連菌感染と診断されれば、熱やのどの痛みといった症状をやわらげるお薬のほかに、抗菌薬が出ます。抗菌薬は溶連菌を退治するまで飲むお薬を飲み始めると、2〜3日で熱が下がり、のどの痛みも軽減されます。
発疹が出た場合、ピーク時を過ぎて、手足の指先から始まる皮むけが認められてからもしばらくは抗菌薬を服用する必要があります。医師の指示に従い最後まで薬を服用することが大事です。
念のための尿検査で、尿に異常がないことを確認することも大切です。この検査で腎炎の合併症の有無がわかるのでとても重要です。
日常生活での注意
食事は喉に刺激を与える強いものは極力避けて、のどごしがよく、消化のよい食べ物の提供が望ましいです。食事が苦痛ならば水分だけでも摂取するように心がけるべきです。その場合も炭酸水といった喉に刺激を与える飲み物は極力避けた方が良いです。
入浴に関しては熱が下がれば、体を清潔に保つためにも入浴は可能です。
抗菌薬を服用開始して2〜3日たっても熱が下がらず、喉の痛みも解消されずに症状が改善せずに困惑した時、再受診する必要があります。薬が合わずに効果が望めない場合もありますし、水分不足に陥っている可能性もあります。自己判断せずに病院に再度行くべきです。
熱が下がり、食欲も戻ってくるといつもの元気な子供の様子に本人も家族もひと安心にはなります。しかし記述してきたように合併症などの可能性もまだ残っているので、抗菌薬は必ず処方された期間は服用し続けて、きちんと治す意識を持つことがとても肝要です。
まとめ
喉の違和感で風邪を疑う?治し方とは!
風邪とは
風邪の兆候
溶連菌感染症
溶連菌感染症の症状
検査と薬
日常生活での注意