6月から8月にかけ夏の疲れが原因となり風邪をひきやすい季節が到来します。また、最近ではエアコンの寒さにより体調を崩し夏風邪をひくこともあるようです。
今回は、 夏風邪 と 咳 についてご紹介します。
夏風邪の咳に効果のある対処法
効果的な食べ物はとは?
大根には、咳と痰に効く消化酵素のジアスターゼが多く含まれています。肺の熱を下げ、痰や咳を緩和する効果があります。 また、梨には水分が多く含まれており冷やした梨には喉の渇きを潤し、熱を下げ、痰や咳をおさめる効果があります。
キンカンも同様に、咳や喉の痛みを抑える効果があります。その他、カリンとユリ根にも同様の効果が認められます。
特に黒豆に含まれるサポニンという成分には咳や喉の痛みを和らげ、喉の粘膜を保護する作用があります。さらに、蜂蜜は強力な殺菌効果があります。
夏風邪を治す為のケア
人が快適だと感じる環境は、室温が20度前後であり湿度が50~60%ほどです。快適な環境を保ち、エアコンの風が直接体にあたることのないよう気を付けましょう。
また、子どもが風邪を引いた場合は脱水症状に気を付けなければなりません。喉の痛みがある場合は、少量ずつ水などの水分補給をするようにしましょう。ミネラルを多く含む麦茶や栄養分が含まれているボタージュなども良いでしょう。
咳を和らげる方法
東洋医学には咳に効くツボというものがあります。尺沢(シャクタン)は、咳に効果のあるツボです。腕の真ん中よりも親指側の位置にあり、痛みを感じるくらいに小さな円を描くようにして指圧しましょう。
天突(てんとつ)は、鎖骨の間にある窪んだ部分です。下に向かって鎖骨の裏側を押すことによって気道が緩み咳も楽になります。
漢方薬の種類
咳に効く漢方には、麦門冬湯(ばくもんどうとう)があります。喉の痛みや腫れを緩和させるだけでなく、乾燥による咳にも効果があります。
服用方法は、お湯やジュースに溶かすなど工夫が必要な場合もあります。舌触りが気になる場合は、よくすりつぶしアイスクリームに混ぜると良いでしょう。
病院を受診する目安
食欲がない、脱水症状がみられる場合にはすぐに病院を受診しましょう。また、咳が長く続く場合には、小児科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。
まとめ
夏風邪の咳に効果のある対処法
効果的な食べ物はとは?
夏風邪を治す為のケア
咳を和らげる方法
漢方薬の種類
病院を受診する目安