夏になると暑さで食欲が落ちやすく、長時間冷房にさらされ、体調を崩してしまう事も多くなります。そして、体力や免疫力は低下し、油断すると夏風邪をひいて、なかなか治らず長引いてしまいがちです。なかでも、夏風邪 喉の痛みは、つらい症状の一つです。
ここでは 夏風邪 喉の痛み への対処法をお伝えします。
夏風邪 喉の痛みが続く場合の原因や症状に対処する方法とは
夏風邪 喉の痛みのメカニズム
夏風邪の原因の多くがウイルスによるものですが、原因となるウイルスが喉に増殖したため喉の奥の扁桃腺などが腫れてしまい炎症をおこす事によって痛みを感じます。
ウイルスの侵入路となる鼻や喉はもともとウイルスなどの外敵から体を守る役割がありますが、環境の変化やほこりなどの刺激、疲労がたまっていたりすると守りきれずにウイルスが増殖してしまいます。
アデノウイルス(プール熱)
子供さんが掛かりやすい夏風邪です。アデノとは“喉”を意味します。夏風邪の原因で特に多いウイルスで、喉に強い痛みが現れ、39度を超える熱が続きます。
ウイルスが原因の病気は残念ながら特効薬はないので、体の自然治癒力に任せるしかありません。免疫力をあげてウイルスの増殖を防ぐことで病気を治すことになります。
喉の痛みが続くと食事が満足に取れず、さらに免疫力が下がってしまいます。病院によっては痛み止めを処方してくれる所もありますので、かかりつけのお医者さんへ相談してみるといいかもしれません。
コクサッキーウイルス(ヘルパンギーナ)
ヘルパンギーナは6月から8月の間に流行りやすい感染症の病気でほとんどの場合コクサッキーウイルスという病原体が原因となります。
子供に多い病気ですが、大人も発症することがあり、症状は喉の痛みがひどく2日から1週間程度続くこともあり、非常につらい病気です。
喉に水泡が出来るため食べ物や飲み物がしみるので、小さい子供は母乳やミルクもなかなか飲めず、機嫌が悪くなります。
ヘルパンギーナの特効薬はないため、症状の緩和が重要になってきます。こちらもかかりつけのお医者さんへ相談をしてみましょう。
夏風邪 喉の痛みへの対処法
喉の痛みはとても辛いので、以下の方法で対処してみましょう。
うがい
うがいは喉についているウイルスの増殖を抑え、喉をうるおし、痛みをやわらげます。夏場は冷房で部屋の空気が乾燥しがちなので、ぜひお勧めします。
子供さんがまだ小さくうがい薬はちょっと…という時はお茶うがいが安心です。お茶に含まれているカテキンの殺菌作用で、うがいをするのに効果的です。
マスク
マスクは喉を保護し乾燥を防ぎます。お子さんには可愛いマスクもたくさん市販されていますので、気に入ったものをつけてあげるといいかもしれません。
のど飴、トローチ
のど飴は南天やカリンの配合されたもの、他には大根飴も喉の痛みに効果的な成分が含まれていますので、のどの痛みの緩和にお勧めです。
トローチも殺菌作用があり、のどの痛みの緩和によく効きます。お医者さんで処方してくれる所もありますのでかかりつけのお医者さんへ相談してみて下さい。
夏風邪 喉の痛みへの予防法
夏に多い感染経路は経口感染です。そのため症状が喉に出やすいので、まず、出先から帰った時は手洗いとうがいをしましょう。
手洗いはとくに子供さんが手で口の周りを触ったり、食べ物を口にする時も手が多いので、手を清潔にしておくと安心です。泡のハンドソープは子供が泡立てなくてもすぐに手洗いができますので、すすんで洗うようになると良い習慣になります。
うがいも習慣にしておくと喉についたウイルスを洗い流すことが出来ますので予防につながります。
夏風邪をひいてしまわない様に抵抗力をつけるため、規則正しい生活、早寝早起き、栄養をつけておくこと、体を冷やしすぎないことも予防につながります。
子供は汗をよくかきますので、学校や園では汗拭き用のタオルを持参しておくと、汗が原因で体を冷やさずお勧めです。
まとめ
夏風邪 喉の痛みが続く場合の原因や症状に対処する方法とは
夏風邪 喉の痛みのメカニズム
アデノウイルス(プール熱)
コクサッキーウイルス(ヘルパンギーナ)
夏風邪 喉の痛みへの対処法