子供が毎年のようにかかる病気の一つで 喉 からくる 夏風邪 があります。喉からくる夏風邪の代表的なものや、その原因や予防方法、夏風邪にかかった時の対処についてお伝えします。
喉からくる夏風邪について
喉からくる夏風邪の症状
子供がかかる夏風邪は大きく分けて三つあります。
一つは、手足口病です。これは、文字通り手や足、口の中に水泡ができる病気でウイルス性の感染症です。37~38℃の発熱や喉の痛みを伴います。感染の原因となるウイルスはエンテロウイルス、コクサッキーウイルスです。
次に、プール熱です。これは、39℃~40℃の発熱や結膜炎、咽頭痛を引き起こすものでこちらもウイルス性の感染症でアデノウイルスが原因で発症します。症状は3日から1週間程度続くことが一般的です。
もう一つはヘルパンギーナです。主な症状としては、38~40℃程度の高熱や、口内炎、咽頭痛があげられます。こちらもウイルス性の感染症でエンテロウイルス、コクサッキーウイルスが原因ウイルスです。症状は3~5日程度続きます。
喉からくる夏風邪にかかった場合は、手足口病、プール熱、もしくはヘルパンギーナの可能性を確認した方がいいでしょう。
夏風邪の原因
夏風邪の原因は上述した通りに、ウイルス性のものであることがほとんどです。夏の暑さや湿気によって活性化したウイルスから夏風邪を発症します。夏風邪の原因は発汗などによって体の熱が奪われて体が冷えることによって、免疫力が低下することによって発症することが多いです。
クーラーにあたりすぎたり、寝るときに足やお腹が冷えるような寝方をすると夏風邪をひきやすいです。子供の様子を気にかけて、布団から体がはみ出していないかをよく確認しておくといいでしょう。クーラーや扇風機によって、粘膜が乾燥して喉がやられる、といったことも考えられます。
また、ウイルス感染経路については、飛沫感染や接触感染が考えられます。飛沫感染は主に咳やくしゃみなどによって感染してしまいます。接触感染については、タオルの共有などが主な原因となることが多いです。
夏風邪の予防方法
まず基本的には、手洗いうがいを徹底することです。手や喉の粘膜に付着したウイルスからの感染を防ぐ効果的な手段です。また、目薬を定期的にさすことも効果的です。夏風邪は目の粘膜から感染することもあります。
夏風邪ウイルスは湿気によって活性化する特徴を持っています。睡眠中の発汗によってウイルスが増殖して感染してしまうケースも多いです。天気のいい日には、布団を天日干ししてウイルス除去するといいでしょう。布団の下に除湿シートを敷いて、湿気対策を行うことも効果的です。
赤ちゃんの場合は、おむつの糞尿から二次感染することも考えられます。周りに付着した場合はハイターなどを用いてしっかり殺菌することも重要です。
夏風邪の対処
実際に夏風邪をひいてしまった時、できるだけ早くに直すためには、環境を整えて、適切な食事をとり、しっかりと睡眠をとることが重要です。環境については、湿度管理や、室内の除菌をしっかり行うことです。夏場のため、汗をかきやすいので、子供の服はこまめに変えてあげましょう。
食事については、栄養バランスを整えた食事をとらせましょう。また、喉の痛みを訴える子供のさんのために、ゼリーやプリンなどの柔らかくて刺激の少ないものを選んであげるといいでしょう。
汗をかきやすい時期なので、スポーツドリンクなどでしっかりと水分補給して、脱水症状になるのを防いであげましょう。
睡眠をしっかりとって免疫力を高めてあげることも非常に重要です。子供は少し体調がよくなってくると退屈しがちですが、遊ばせて夏風邪がぶり返さないように注意が必要です。
まとめ
喉からくる夏風邪について
喉からくる夏風邪の症状
夏風邪の原因
夏風邪の予防方法
夏風邪の対処