夏風邪 の 治し方 には特効薬はなく、対処療法で治していきます。
喉の痛みに対しては湿らせたり殺菌効果のある食べ物を食べるようにするのが良いです。発熱や下痢にたいしては水分補給や塩分を摂っていくことが大切です。
夏風邪の治し方は?
喉の痛みの治し方
夏風邪は他の病気とは異なり、特効薬はありません。そのため、自然治癒を待つことになります。
主に、喉の痛みや発熱などの対処療法が基本になります。
夏風邪は喉の痛みが出やすいことが特徴です。夏風邪の原因となるウイルスはアデノウイルスやエンテロウイルスなど身近なものですが、喉が乾燥していることから感染するとのどの痛みとして症状が出てきます。
その理由として、冷房を使っている部屋に長時間いること、暑いことでのどが乾きやすいことがあります。
喉の痛みはどのように治していくのがよいでしょうか。基本的にはのどを湿った状態にしておきます。最も簡単なのはのどに効く食べ物を摂ることです。
例えば、ダイコンやショウガ、はちみつなどには酵素が含まれており、のどの炎症をしずめたり痛みを緩和する成分が含まれています。のどの痛みだけでなく消化を助ける効果もあります。
ダイコンやショウガをはちみつに漬けておくことで、はちみつダイコンやはちみつショウガができるので、お湯で割って飲むと効果的です。
他には、緑茶も効果があります。カテキンには殺菌作用があるため、うがいの後に緑茶を飲むようにします。冷たい緑茶よりも熱い緑茶が良いでしょう。
のどを湿った状態にしておくものとして、のど飴もよいです。飴をなめることで唾液が分泌され、のどがうるおされます。はちみつが含まれていると効果的です。単に水を飲むよりも長時間のどが潤います。
食べ物以外では、のどぬーるスプレーやお風呂で蒸気を一緒に吸い込むことも効果があります。温めるとよい、と思う人もいますが夏風邪の原因となるウイルスは高温で繁殖しやすい性質があるため、温めても治りにくいです。
温めるよりも湿らせたり殺菌効果のあるものを食べるようにしましょう。
発熱の治し方
夏風邪の多くは高熱が出ます。38℃から40℃近くになるので、どうやって治そうか迷う人もいるかと思います。発熱時には寒気があれば体を温めるようにし、寒気がない場合は体を拭いて体温を下げるようにします。
体温が上がるのは細菌やウイルスの働きを弱めようとするからだの防衛機能ですが、夏風邪の場合ウイルスの性質からあまり効果がありません。氷嚢などを額にあてて冷ますのも良いです。
夏にかかるため脱水症状になりやすく、子どもが欲しがらなくても水分はこまめにあげるようにします。
体が暑いからといって冷房で部屋を涼しくすると治るのが遅くなります。体内と体外の気温の差が激しいと、体が適応するのにエネルギーが多く使われてしまいウイルスと闘う力が弱くなります。
高熱の場合は入浴しないようにしますが、微熱の場合や熱が下がったときは回復を早める効果があります。ぬるめの風呂にゆっくりとつかると新陳代謝が高まり免疫力が高まる効果もあります。
また、ウイルスは皮膚の表面に着きやすいので洗い流すことにもなります。
下痢の治し方
夏風邪の原因となるウイルスの中には、腸で繁殖するウイルスもいます。そのために下痢が出る病気も多くあります。
下痢の場合、やってはいけないことは下痢止めの薬を飲むことです。便と一緒にウイルスを外に排出する働きが弱くなってしまうため、完治が遅くなってしまいます。
また、市販の薬には便秘を起こしたり胃腸障害を起こすものもあるため、効能を確認してから服用します。
下痢はウイルスを外に出すからだの働きなので、自然に治るまで待つようにします。
また、下痢が続くと脱水症状や塩分が体外に出やすいため、水分と塩分を補給するようにします。スポーツドリンクは塩分も入っていて体内に吸収されやすくなっているため、おすすめです。
消化のよい食べ物をとることも大切です。体調が悪いと子どもは何も食べたがりませんが、うどんやおかゆなど、消化のよい食べ物をとることで下痢の悪化を防ぐことができます。
このように、夏風邪は喉の痛みや発熱、下痢などの症状が出ますが免疫力を高めることが完治への近道です。
まとめ
夏風邪の治し方は?
喉の痛みの治し方
発熱の治し方
下痢の治し方