子供はどうしても歯医者を怖がって虫歯の治療一つにしても通院させるまでに一苦労だと感じるママたちも少なくないでしょう。しかし 虫歯 など歯のトラブルによって 頭痛 が引き起こされることがあるようです。
今回は、歯痛と頭痛の関係を学んでみましょう。
歯痛と頭痛が同時に来る?!原因は虫歯ばかりではなさそう?(前編)
虫歯や噛み合わせが原因で頭痛に?
虫歯の進行がC0(シーゼロ)と言われる状態の場合、虫歯はかなり初期の状態で痛みもほとんどない段階で歯磨きの指導やフッ素の塗布で治る可能性が高くなります。子供自身で歯磨きをするようになるとこの段階ではママたちは虫歯には気づきにくいかもしれません。
またこの段階で頭痛になる可能性も少ないようです。虫歯の進行がC1になると虫歯部分が茶色などに変色し始めるため、素人でも虫歯を確認できる状態になります。この状態になると虫歯部分を削ってレジンと言われる樹脂や金属を詰めることになります。
虫歯の進行がC2では象牙質まで虫歯が進行しているため虫歯部分をしっかりと削ることになりますが、削ることによって痛みを感じる層に達しているため麻酔を使う場合があります。このころから歯痛と同時に頭痛を感じる人が出てきます。
進行度がC3までになると歯の神経組織である歯髄まで達しているため、かなり重い痛みを感じるようになります。そのため歯髄自体を取り除く必要があるため、必ず麻酔を使用します。その後洗浄、消毒、薬剤を入れることになります。
ここまでの進行状態ではできる限り歯を残す治療がおこなわれます。しかしこの次の段階のC4まで進んだ場合、歯が虫歯菌によりほとんどが溶かされてしまい根っこ部分である根尖に膿が溜まりだしより激しい痛みがでることになります。
そのため多くの場合、抜歯ということになってしまいます。虫歯になると、その歯を使わないように虫歯とは反対側の歯で噛むようになります。
人は日ごろ無意識に左右どちらかの歯ばかりを使っている傾向があり、虫歯が原因で強制的に噛む側を変えることで体全体に無理がかかります。その状態が続くとあごや首の痛み、肩こりなどが起こり、頭痛も引き起こすことになるのです。
また虫歯によって抜歯した場合も同様です。抜歯した場所には入れ歯やインプラントという人口義歯を入れることがほとんどですが、しばらくの間噛み合わせが慣れなかったりすることで別の歯を使って食べるようになることで体全体に不自然な負担がかかることで頭痛を引き起こしやすくなるのです。
まとめ
歯痛と頭痛が同時に来る?!原因は虫歯ばかりではなさそう?(前編)
虫歯や噛み合わせが原因で頭痛に?