学校や幼稚園などの集団生活を送る子供たちに多く発症がみられる マイコプラズマ肺炎 です。感染が流行する時期は冬にかけ発症頻度が高まります。感染拡大を防ぐために 出席停止 期間が設けられています。
登園登校がいつからできるのか詳しく説明していきます。
マイコプラズマ肺炎の出席停止期間。登園登校はいつから(前編)
感染の危険性がある期間
症状がある間は感染の危険性はあり、解熱しても排菌があると言われ発症して1日~2日が一番注意の必要な期間となります。
マイコプラズマ肺炎に感染し発症するまでの期間(潜伏期間と言います)は1~3週間で、中には4週間に及ぶこともあり1度流行してしまうと感染拡大の恐れがあります。
潜伏期間は意外と長く忘れた頃に発症し感染源もわかりづらいのがこの病気の特徴です。発症年齢は4歳~9歳の幼、学童期が多く「咳」から排出される痰や唾液に菌が含まれているので飛沫感染をします。
幼稚園や学校など集団生活をする環境下での流行が目立ち、何回もうつると少しは抵抗力がつくのですが免疫を長く維持できないのも特徴の一つです。
感染拡大を防ぐため症状を知ろう
マイコプラズマ肺炎は細菌性の肺炎の種類の1つでマイコプラズマ細菌が原因で発症する肺炎ですが一般的な肺炎と異なる病気でもあります。
一般的に知られている肺炎は重症化するイメージがあるのですがマイコプラズマ肺炎は感染すると入院治療が必要になる病気ではなく通常の肺炎とは別の病気として区別されています。
マイコプラズマ細菌はバクテリアの一種で症状がゆっくりと進行し、発熱も他の肺炎に比べても軽めにすみます。しかし軽い病気と思い安易に考えるのは危険で症状が悪化すれば重症化する可能性があることを十分理解し注意してください。
特徴的な症状
症状としては発熱や頭痛、全身の倦怠感、咳や鼻水、鼻詰まりが主な症状です。上記でも説明しましたが潜伏期間が2~3週間と長く他の人に感染する危険性がこの期間にもあるので注意してください。
発熱は人にもよりますが39度の高熱を出す子もいますが微熱を継続する子もいて発熱後に一番特徴的な症状の咳が出始めます。この咳は痰の絡みがない乾いた咳が特徴で出始めると止まらず胸が痛くなることもあり、激しい咳が非常に長引きます。
発熱や倦怠感など症状が軽くなっても咳は続き3週間、4週間続くことは珍しくはありません。治りかけに乾いた咳から湿った咳に変化してきます。小さな子供が感染した時の特徴症状で鼻水や鼻詰まりなどの鼻症状がありますが中学生以上の子にはあまりみられないようです。
マイコプラズマ肺炎は年齢が高いほど重症化する特徴があり幼稚園から小学校低学年に多く発症します。感染した子供を看病する大人や兄弟にも感染する可能性があるので注意してください。
まとめ
マイコプラズマ肺炎の出席停止期間。登園登校はいつから(前編)
感染の危険性がある期間
感染拡大を防ぐため症状を知ろう
特徴的な症状