「ストレスによる急性胃腸炎は子供にも!親の気付き方・対応(前編)」では、急性胃腸炎の症状やストレスと急性胃腸炎との関係性をご紹介しました。後編では、 ストレス による 急性胃腸炎 に気づくポイントやその対応方法についてご紹介します。
ストレスによる急性胃腸炎は子供にも!親の気付き方・対応(後編)
子供の急性胃腸炎に気付くポイント
下痢をしてしまったり、吐いてしまったりと、わかりやすい症状が出れば、親がすぐ気付けると思います。それ以外にも、「なんとなく最近食べる量が少ない」「おなかが痛いと言うことが多い」など、はっきり急性胃腸炎の症状とわからなくても、疑わしい症状が出ている場合もあります。
たとえば、学校に上がったばかりの子供が、食べる量が減ったり、すぐおなかいっぱいになってしまったり、おなかをさすって気にしていたりといった様子が見られれば、急性胃腸炎を発症している可能性が考えられます。
子供が自分で親に伝えられないことも多いです。そのため、子供の急性胃腸炎に気付くには、「親が普段から食事の量や体調に気を配り、観察する」のが最大のポイントなのです。
子供がストレス性の急性胃腸炎になったときの対応
まず、急性胃腸炎と疑われる症状が出てきたら、病院に連れていきましょう。急性胃腸炎で一番気を付けなければいけないのは、おう吐や下痢による『脱水症状』です。
家で看病するときも、尿はしっかりした量で出ているか、ちゃんと水を飲めているか、唇は乾いてきていないかなど、脱水の初期症状が出ていないか気を付けます。
最近は吸収されやすい経口補水液もドラッグストアで販売していますし、赤ちゃん用に味のついた経口補水液なども販売されています。そういったものをしっかり活用して、脱水症状にならないよう気を付けましょう。
もし脱水症状が見られたら、早めに病院に連れていき、気付いた症状をすべてお医者さんに伝えましょう。場合によっては点滴などの対応をしてもらえます。症状の対応と並行して、ストレスのケアもしてあげたいところ。
ですが、子供の場合はストレスの原因を本人がわかっていなかったり、わかっていてもうまく親に伝えられなかったりで難しいこともありますよね。話をよく聞いたり、絵本の読み聞かせや遊びをゆったり行ったり、ただ寄り添ったり、小さい子の場合は「子供が求めてきたら、思う存分抱っこしてあげる」だけでも、ストレスの緩和に役立つそうです。
大きなストレスを受けたであろう東日本大震災のときも、被災した子供のストレスケアのひとつとして「抱っこしてあげましょう」と指導されたそうですよ。原因がわからなくても、大人が気持ちの余裕を持ってできるだけ寄り添ってあげる。子供がストレス性の急性胃腸炎を発症してしまったら、こんな対応もしてあげたいところですね。
まとめ
ストレスによる急性胃腸炎は子供にも!親の気付き方・対応(後編)
子供の急性胃腸炎に気付くポイント
子供がストレス性の急性胃腸炎になったときの対応