お子様の歯並びを気にされていらっしゃいますか?矯正歯科を考えなくてはならない状況とは「どの程度の歯並びの事を言うのだろう…」と疑問に思われた方はぜひ 矯正 歯科 のポイントをチェックしてみましょう。
子供の成長に合わせた矯正歯科のチェックポイント!
定期健診のすすめ
学校でも1年に1回は歯科検診が実施されますが、それ以外に個人的にも歯医者さんにみてもらう機会をつくる事をお勧めします。子供は成長期なので日々刻々と状況が変化します。
戦後食糧事情が変化し欧米化の食生活となり、昔に比べて固い物を食べなくなった現代の子供は顎が小さくなりました。生えてくる永久歯が大きくなっている状態では、顎に納まりきれず歯がガタガタになってしまう事実は認めざるをえません。
定期健診をすることで乳歯から永久歯に生え変わる時期、つまり治療タイミングをつかむ為にも、1年に2回は歯科検診をするのが望ましいです。
矯正歯科を始める最適のタイミング
歯科検診をしながら、虫歯の有無だけでなく、歯並びのチェックも含めた生活姿勢の検査もしていくことは大変大事なポイントです。頬杖、横向き寝、唇の癖、爪噛み、指しゃぶり、かみ合わせ、不正咬合等を知る事は有意義な情報収集なのです。
子供は身体の成長があるので、骨格の補正をしながら最終的に抜歯をせずに治療ができるメリットがあります。顎を広げる事で前歯の凹凸は自然と治る場合があるのです。
6歳~12歳くらいが矯正治療を始めるのに最適な時期と言えます。当然例外として、まだ乳歯の時期でも、顎の成長を妨げる不正咬合や下顎の受け口などの影響が大きい場合、3歳頃から治療開始することがあります。とにかくベストタイミングを逃さない為にも、定期歯科検診は大切なのです。
治療の手順・方法
骨格矯正(顎を広げる治療)は、子供の身体成長期でもあり、乳歯が抜け永久歯が生えてくる期間に行います。成人矯正は歯列矯正を意味します。
1期治療(3~12歳)
骨格矯正 フェイスマスクや口腔内フック装着治療です。
床矯正装置(入れ歯のような自分で付け外しができる装置)を使って顎を広げてあげることで、永久歯が並ぶだけの隙間を作ってあげるのです。1週間に1度0.25mmずつ、保護者が装置のねじを回して広げていき、少しずつ顎を広げるのです。
2期治療(10歳~成人)
歯列矯正 ワイヤー矯正です。
1期治療で永久歯を上手く誘導出来れば、2期治療が必要なくなる場合がある。
注意事項として、骨格矯正・小児矯正(咬合誘導治療)は必ずしもベストの選択ではありません。ですから、どうしても成人矯正が必要になる場合があります。しかし、小児矯正を事前に受けた事により成人矯正の治療内容が部分的・あるいは簡単になり、身体への負担も少なくなります。
最終的に遺伝の影響などいっぺんに治療ができず、時間をおいてから顎変形症といった保険適応での外科的矯正治療を必要とする場合もあります。
治療期間
治療期間は歯並びの悪さの程度によりますが、目安として小児矯正は半年~1年半くらいです。成人矯正は半年~3年以上かかり、子供よりかなり時間を要することになります。
矯正歯科の費用
大人の1/3~1/2の費用で30~40万くらいかかります。
治療にかかった費用は医療費控除の対象になる事は知っておくと助かります。医療費控除は医療費の負担を軽くするための制度で、1年間に10万円以上の医療費が必要になった場合に所得税の一部が戻ってくるのです。
ただ、年間支払金額(医療費)が10万円以上でなければ対象とならないことを覚えておきましょう。
矯正歯科の必要性を認識した上で
今回取り上げた矯正 歯科をするかどうかの考え方に当然個人差はありますが、きれいに着飾っても笑った時に、歯並びの悪い笑顔は、子供本人にとっても親にとっても残念です。
子供が大人になった時、歯並びの悪さでコンプレックスにならないように、親としてできるだけの事はしてあげたいと誰もが思う感情に間違いはありません。
もし、お子様の歯並びの件で気にされているようでしたら、1度歯の検診と称して、歯医者さんにみて頂くことをお勧めします。
まとめ
子供の成長に合わせた矯正歯科のチェックポイント!
定期健診のすすめ
矯正歯科を始める最適のタイミング
治療の手順・方法
治療期間
矯正歯科の費用
矯正歯科の必要性を認識した上で