ヘルペスは大人だけの病気ではありません。成人の大半数は、乳幼児期にヘルペスウイルスに感染しています。ヘルペスウイルスの感染力は強く、患部に直接触れるとうつりやすい病気ですので注意が必要です。
子供がヘルぺスかな?と思ったらすぐに皮膚科、または小児科を受診しましょう!
今回は、子供の 口唇ヘルペス に効果的な 薬 についてご紹介いたします。
子供の口唇ヘルペスに効果的な薬
治療薬
口唇ヘルペスの治療薬は、抗ヘルペスウイルス薬の内服が効果的です。抗ヘルペスウイルス薬は、ウイルスが繁殖するのを抑える働きをします。治療薬には、内服薬と外用薬(塗り薬)があります。
病院では、アシクロビルを配合した塗り薬「ゾビラックス」を処方されるのが一般的です。
治療方法
通常、口唇ヘルペスは病院で処方された薬を塗れば3日程度で痛みは和らいできます。しかし、子供の場合は、痛がったり発疹が広がり更なる痛みをともなう場合も少なくありません。そういった場合には、痛みを和らげる痛み止めや、点滴を使用する方法もあります。
漢方薬
口唇ヘルペスの治療としては、漢方薬も効果的な治療薬とされています。赤く腫れたり、水疱が盛んで痛みがある時には、水疱の湿熱や痛みの風熱毒を取り除いてくれる漢方を主に服用し、治療を行っていきます。
漢方薬には、ヘルペスの再発予防になる漢方もありますので、バリア機能を強化し免疫を高めることによって再発を防止する「補腎薬」という漢方が良いでしょう。日ごろから漢方薬を使用して、体調を整えるという継続的な治療法もあります。
市販薬
口唇ヘルペスを発症した場合、数年前までは病院を受診し、治療薬を処方してもらうという以外に効果的な治療法はありませんでした。
しかし近年では、軟膏やクリームなどの外用薬がドラッグストアで販売されるようになり、通院するよりも簡単に口唇ヘルペスの外用薬を手に入れることができるようになりました。
無意識に触ってしまいそうな場合は、透明タイプのパッチなども販売されており、誤って患部に触れた際にウイルスが付着するのを防止してくれます。
ですが、今現在も抗ウイルス薬の飲み薬は、原則として病院でのみ処方され、ドラッグストアでは販売されていません。また、口唇ヘルペスの治療薬は、第一類医薬品となりますので、薬剤師が管理している薬局でしか購入をすることができなくなっています。
ドラッグストアで購入できる市販薬は、再発治療薬であり、一度ヘルペスを発症し、同じ症状を繰り返した場合に限り使用が許可されているため、誤って使用すると症状が悪化する危険性があります。
6歳未満の乳幼児には使用が禁止されていますので、悪化を防ぐためにも、子供が口唇ヘルペスを発症したら、市販薬を使用する前に、必ず病院に連れて行き、医師の診察を受けることをオススメします。
ステロイド剤
ステロイド軟膏は、皮膚の炎症を改善するには非常に有効な抗炎症作用があります。しかし、アレルギー反応に対して効果のある免疫抑制作用があるため、ステロイド剤で免疫を抑制してしまうと症状が改善せず、ヘルペスウイルスが活性化したまま活動が活発になり重篤な状態に陥ってしまいます。
ステロイド剤を塗ることにより、ヘルペスの症状を悪化させてしまう例は少なくありませんので注意しましょう。
赤ちゃんや子供の肌はとてもデリケートですので、大人が使用する以上に細心の注意が必要です!肌がデリケートな分、薬成分の吸収率が高いということも頭に置いておきましょう。
病院でステロイド剤を処方された場合は、塗る量を守り、正しく使用しましょう。
まとめ
子供の口唇ヘルペスに効果的な薬
治療薬
治療方法
漢方薬
市販薬
ステロイド剤