「小麦アレルギー?かゆみや充血症状が!命の危険も?!(前編)」では、アレルギー診断テストの方法をご紹介いたしました。後編では、 小麦 をはじめとする食物 アレルギー ではどのような 症状 があらわれるのかご紹介いたします。
小麦アレルギー?かゆみや充血症状が!命の危険も?!(後編)
食物アレルギー症状とは?
小麦や鶏卵をはじめとする食物アレルギーにおける症状としては腹痛、咳、蕁麻疹、目のかゆみ、くしゃみ、充血、嘔吐、咽頭浮腫、呼吸困難、咽頭のかゆみ、顔の腫れなどです。
しかしアレルギー症状が強く出るアナフィラキシーショックは命の危険もありますので十分注意が必要です。そしてアレルギー症状の出方には即時型アレルギー反応と非即時型アレルギー反応の2パターンがあります。
食物アレルギーのほとんどが即時型アレルギー反応にあたり、対象の食べ物を口にしてから2時間以内にはアレルギー反応がみられるというものです。アナフィラキシーショックもこれにあたります。
非即時型アレルギー反応はアレルギー対象のものを口にしてからアレルギー反応が出るまで数時間かかります。
また小麦や魚介類のアレルギーにおいては摂取後運動をすることでアレルギー症状を誘発してしまう食物依存性運動誘発性アナフィラキシーという症状もあります。蕁麻疹から始まり、のどが腫れ呼吸困難があらわれ、意識障害となり非常に危険な状態を起こします。
小麦アレルギーで注意すべき食べ物とは?
小麦を使用している一般的に認識が高い食べ物と言えばうどん、そば、パスタでしょう。しかしメインの成分が小麦でなくても、小麦が使われている食品はたくさんあります。
しょうゆやパン粉、シチューやソース類です。パン粉はフライなどパン粉が目に見える状態で使われている食品だけを避けるのではなく、ハンバーグなどつなぎにパン粉が使われているものにも注意が必要です。
また小麦アレルギーの場合、麦茶も対象になる可能性も高いです。麦茶はおもに大麦が使われているものが多いですが、小麦が混ざっている場合もあるため必ず確認が必要になります。
外出先などで一時的にくしゃみ、鼻水、かゆみ、蕁麻疹を抑えるためにはアレグラなど市販されている抗ヒスタミン薬でも問題ない場合が多いと言われています。
ただしアレルギーなど慢性的な持病で、一時的に市販薬を使用したい場合などは、事前に医師に相談することをお勧めします。
そしてアナフィラキシーショックの症状が出る可能性が高いアレルゲンを持っている患者に対しては即効性のあるアドレナリンの筋肉注射が処方されることが多いです。
外出先で食事をする際など、メニューにアレルギー表記があっても漏れが絶対にないとは言えません。家族にアレルギー症状がある人がいる場合は、突然の発作に備えて、医師に適切な薬剤を処方してもらい持参して外出するようにしましょう。
まとめ
小麦アレルギー?かゆみや充血症状が!命の危険も?!(後編)
食物アレルギー症状とは?
小麦アレルギーで注意すべき食べ物とは?