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うちの子痙攣性便秘かもしれない?!原因はなに?(後編)

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keirenseibenpi

「 うちの子痙攣性便秘かもしれない?!原因はなに?(前編)」では、便秘になる原因についてお伝えいたしました。後編では、便秘の症状からわかれる便秘の原因についてお伝えいたします。

特に過度なストレスが原因となり引き起こされる 痙攣性便秘 は常習化すると過敏性腸症候群に発展してしまう可能性もあります。


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うちの子痙攣性便秘かもしれない?!原因はなに?(後編)


- 目次 -

  • 便秘の症状と種類~ストレスも便秘の原因~
  • 便秘が及ぼす体への悪影響とは?

便秘の症状と種類~ストレスも便秘の原因~

便秘も症状によっていくつかの種類にわけられます。大きくわけて器質性便秘と機能性便秘にわけられます。

器質性便秘とは消化器官に何らかの病気が根底に存在して発症する便秘を指します。

代表的な病気としては大腸がん、子宮筋腫、大腸がん、虫垂炎腸閉塞、急性腹膜炎などがあげられます。

一般的な便秘の症状は機能性便秘と重なりますが、器質性便秘は根底にほかの大きな病気があるため血便や発熱の症状がでる場合があります。

機能性便秘はもっと細かく弛緩性便秘、直腸性便秘、痙攣性便秘の3つに分類されます。

1つめは弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)です。

加齢による下腹部の筋肉の衰えや運動不足、食物繊維の摂取不足などによって蠕動運動が鈍くなり排便しづらくなり排便回数も少なくなる状態を指します。

便がコロコロと硬い、腹部の膨満感があるなどが特徴です。

日本人に最も多いとされる便秘の種類で、妊婦や産後の女性、高齢者がなりやすく、慢性化する比率が高いので、早めの対処が必要です。

しかし弛緩性便秘は比較的生活や食事の改善、積極的に運動をすることで症状が緩和してくることが多いため、自身で意識して生活を変えてみることも重要です。

2つめは直腸性便秘です。

通常、腸に便が溜まりだすと「便が溜まってます。どんどん先に押し出してください」とセンサーが反応して、最終的に肛門まで運び出して便意を感じるようになります。

しかし女性や子供は便意を感じても、その時の状況などさまざまな理由からすぐに排便ができなかったり我慢してしまう傾向にあります。

それを何度も繰り返すと、便意を感じるためのセンサーが鈍くなり、便が腸内に溜まっていても便意を起こさせなくなってしまうのです。

すると徐々に便が腸内に留まりやすくなり、長く留まった便はどんどん水分が抜き取られて便を硬くしてしまいます。

硬くなってでにくくなった便は下腹部の痛みも起こさせます。

また便意を感じなくなったうえに、硬くなった便は排便時にも苦痛を感じるようになります。最悪、切れ痔やいぼ痔を発症します。

直腸性便秘の予防としては、日ごろから定期的な排便習慣をつけるということが重要です。多くは朝食を摂った数十分後に便意をもよおすことが多いようです。

最初のうちはその時間にトイレに入っても排便はないかもしれません。

その場合は、朝起きたらすぐに1杯の水を飲むようにしましょう。腸が刺激され排便センサーが反応しやすくなります。

このように定期的な排便を定着させる生活改善をすることで、徐々に便秘が緩和されてきます。

ただしこれはあくまでも直腸性便秘の場合であり、別の種類の便秘の場合、この方法だけでは改善されない可能性があります。

便秘が長期的、かつ慢性的に続く場合は、一度病院に相談することをお勧めします。

3つめは痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)です。

睡眠不足や過度なストレスが原因で緊張状態が続き、自律神経が乱れることにより交感神経が過剰に刺激され蠕動運動が抑制されてしまい大腸の痙攣が発生します。

正常な蠕動運動ができなくなると、便が腸内に留まってしまうことになります。

便が留まると便が必要とする水分が抜き取られてしまい、コロコロの硬い便ができてしまうことになるのです。

便が硬くなると腸内でスムーズな便の流れが確保できないため結果的に便秘の症状となってしまうのです。

しかし痙攣性便秘の厄介な症状として、便秘だけではなく下痢と交互に繰り返すということです。

緊張状態で交感神経が刺激されると便秘になりますが、緊張状態が緩まると副交感神経が働き、抑制されていた蠕動運動が急に活発に働くようになります。

急に活発に働くことで便が十分な水分を吸収しないまま排便へと向かってしまうため、吸収されなかった水分が過剰に排便時に排出されることになります。

これが下痢の症状となるのです。

痙攣性便秘は常習化すると過敏性腸症候群に発展してしまう可能性もあるため、できる限り予防する必要があります。

現代は女性の社会進出が増加したことで男性だけでなく女性も職場でストレスを溜めこむ機会が多くなりました。

しかしストレスをためるのは大人だけではありません。

少子化時代が続き、幼いころから多くの同世代にもまれることが少ない子供たちは、幼稚園や小学校に入って初めて集団生活を経験する子も少なくありません。

上手に同世代と交わることができず、次第に孤立してしまいいじめの対象となるといったことも決して少なくないようです。

陰湿ないじめや引きこもりなど、集団生活でのさまざまな状況を耐え忍んで、常に過度なストレスを溜めている子供たちもますます増えているようです。

子供がその苦しい状況を口にしなくても体調の変化などから親としては感じ取ってあげることも重要です。

痙攣性便秘もその体調の変化の一つと言えるでしょう。便秘は一時的なものであれば市販薬で排便を促せばよいと考える人も多いでしょう。

しかし薬を安易に飲むことで常習化してしまい、薬を飲まないと排便しづらい状況を作りだしてしまう可能性があるため、できる限り生活改善などにより便秘予防することを心掛ける必要があります。

また痙攣性便秘でそもそも大腸が過敏に活動し過ぎているところに、排便を促す薬を飲むことで、より痙攣性便秘の症状を悪化させてしまう可能性があります。

そのため自己判断で市販の下剤などを飲むことは避けたほうがよいでしょう。

痙攣性便秘の原因が生活習慣や睡眠不足であれば自身で改善可能でしょう。また香辛料、激辛料理など刺激の強い食事もよくありません。

しかしストレスが原因の場合は、あまり過度に神経をとがらせず、常にゆったりとした気持ちをもつよう心掛けるようにしましょう。

もし慢性化している場合は、自身だけで治そうとせず病院を受診することで腸を刺激し過ぎない適切な薬を処方してくれることになるでしょう。


便秘が及ぼす体への悪影響とは?

大腸内に長期間便が留まることは体にもさまざまな悪影響を及ぼします。

腸内の悪玉菌が増加し新陳代謝が悪くなることで起こる肌荒れ、水分不足で非常に硬くなった便の排便による切れ痔やいぼ痔、長く留まっている便から出される毒素による口臭や体臭、消化吸収が悪くなることで出やすくなる胸やけやゲップ、腸の働きが悪くなることで起こる食欲不振、自律神経が原因となっている場合はその乱れから血液の流れが悪くなって起こる肩こりや倦怠感などです。

便秘は慣れてしまうことで病気という認識が薄くなり、ますます症状が放置されて極度な慢性化になってしまいます。

とくに痙攣性便秘のようにストレスが原因となる便秘には自律神経の大きな乱れが関係しているため、簡単には便秘が解消されません。

便秘は老廃物、いわゆるカスとなるものが、体内にずっと留まった状態で、決して体にとっても良い状態とは言えません。

便秘が頻発する場合は、生活スタイルを見直し、それでも改善されない場合は、一度専門科に相談することをお勧めします。

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まとめ

うちの子痙攣性便秘かもしれない?!原因はなに? (後編)
便秘の症状と種類~ストレスも便秘の原因~
便秘が及ぼす体への悪影響とは?

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