子供が風邪を引いた場合、早く治すためにも薬を処方してもらうことが安心材料にもなります。しかし「風邪を治す薬はない。しっかり食べて寝れば自然と治る。」と医師から言われた経験のある人も少なくないと思います。
風邪を早く治す 方法 は薬を飲むことが正解でしょうか?
風邪を早く治す方法は「薬を飲むこと」は間違った認識?!(前編)
どうして子供は風邪をひきやすい?
そもそも子供は多くの細胞組織や内臓機能なども未発達で免疫力も低い状態にあります。そのため大人が同じ環境の中にいて風邪をはじめとした感染症にならなかった場合でも、免疫力の低い子供は多くのウイルスや細菌に感染しやすく病気になりやすいのです。
乳児期はほとんどの時間を家で過ごしていますが、幼児期に入り、保育園や幼稚園などの集団生活が始まることで、外出する機会や人と接する時間が急激に増え、必然的にウイルスや細菌を受けやすくなることも病気になりやすい要因です。
大人は外出から戻った時や食事の前に手を洗ったりします。しかし子供たちは元気に外で遊びまわったり、たくさんの友達とおもちゃを共有して遊んだ場合でも、大人が「手を洗いなさい」と注意しない限り、自ら意識して手を洗うという習慣は忘れがちです。
このように大人は病気にならないように意識的に気をつけていることがたくさんありますが、子供にとって「病気にならないように」という概念を身につけることはなかなか難しいことです。
そのため子供は免疫力が低いだけでなく、そういった生活環境の中からも風邪をはじめとした病気になりやすいと言えるのです。しかし病気になることは決して悪いことだけではありません。その子自身の病気に対する抗体も作られ免疫力を高めることになるのです。
ただしそれは風邪など誰でもなりうる比較的症状の軽い病気だから言えることであって、親としてはできるだけ病気にならないように気をつけ、もし風邪をひいても風邪を早く治す方法を知りたいものです。
ではもし風邪をひいてしまったらどうしたら早く治せるのでしょうか。
薬を飲まなくても風邪は早く治る?
自身にとって一子目の子供が初めて風邪をひいた場合、親として焦りや不安でいっぱいでしょう。「風邪を早く治す方法は薬を飲む」ということは間違った認識と完全に言い切るのは難しいでしょう。
風邪のどういった症状を治したいかによって、わざわざ薬を飲まなくても自然治療で治るものもあるということなのです。しかし日本人は比較的どのような風邪の症状であっても病院へ行けば薬がもらえるという認識でいます。
しかし海外では違います。確かに患者が子供の場合で、今後さまざまな病気になって通院するであろうことを考えた際、早い時期に安心して相談できる主治医をつくることはとても良いでしょう。
しかし患者が思春期など比較的大きくなってから風邪などで病院を受診した場合、医師から「これくらいの症状なら薬は飲まずに様子をみましょう」と言われた経験がある人もいるのではないでしょうか。
日本では小児科や内科の医師は、患者がわざわざ病院まで足を運んでいるため、ほとんどの場合は薬を処方してくれるものの、医師の考えの中では「薬を飲んでまで症状を抑える必要もない=自然治療で問題ない」と感じる状態も少なくないようです。
実際、医師自身が風邪になった場合は全く薬を飲まないで治す人も多いようです。では実際小児科や内科に行った場合、どのような薬が処方されているのでしょうか。
まとめ
風邪を早く治す方法は「薬を飲むこと」は間違った認識?!(前編)
どうして子供は風邪をひきやすい?
薬を飲まなくても風邪は早く治る?