子供の 風邪 の症状のひとつに 頭痛 があります。頭が痛いとつらいものですから頭痛を緩和させることができれば少し楽になります。
高熱があるときは頭痛が起こりがちです。子供に使える総合感冒薬には頭痛に効く成分を含むものがあります。また解熱剤で熱を下げると頭痛もおさまってくることがあります。
こんなときに起こりがち|風邪による頭痛
風邪にともなう諸症状
風邪をひくとさまざまな症状が出ます。発熱、吐き気、嘔吐、鼻づまり、鼻水、くしゃみ、だるさ、そして頭痛です。とくに頭痛は子供にはつらいものです。
緩和できる方法をのちに示します。
風邪と似た症状
副鼻腔炎、アレルギーなどによる鼻炎は鼻がつまったり、鼻水がのどをつたって流れたりする症状がありますから、風邪と見分けにくいことがあり、こうした鼻炎の症状からは一見すると風邪のようにみえることがあります。
こうした炎症は風邪とは原因がちがいますから、それに合わせた治療が必要になります。
頭痛をおさえる方法
頭を冷やすと少し頭痛は楽になります。頭痛をまぎらせて気分をよくすることができます。氷枕やシート状の冷やすための市販品を用いるとよいでしょう。しばらくのあいだは冷えて頭痛をしのぐことができます。
風邪による発熱は高熱の場合には解熱剤を用います。子ども自身がそれほど気にしていない程度の発熱でしたら、頭痛の改善には解熱剤を使うよりも子供に使える鎮痛剤を用いるとよいでしょう。
ただし鎮痛剤によっては胃に何もはいっていないときには胃を傷めてしまう成分を含む場合があります。何か食べ物を食べてから服用します。
子供の風邪と頭痛の対処方法
風邪の主な症状は、鼻やのど(咽頭)の炎症や腫れです。それとともに上にあげた発熱や嘔吐、だるさなどが生じます。それぞれの症状の出方によって対処法を変えていくとよいでしょう。
とくに熱がある時には安静にします。激しい運動や外出はさけるようにします。風邪をこじらせて肺炎などを併発することになりかねません。
小さな子供は風邪にかかりやすいものです。さまざまなウイルスによる感染が考えられます。保育園、幼稚園、こども園など集団行動するため感染しやすくなります。乾燥しやすい秋から冬にかけて風邪が増えます。
小さな子供の場合には風邪のひきはじめから発熱することがよくあります。さっきまで元気に動きまわっていたら、急にだるそうなようすになります。頭をふれると熱がある、頭が痛いというなど急に症状が進むことがよくあります。
風邪と頭痛の予防方法
子供のようすをよく知る保護者の方が、ふだんとは少し子供のようすが違うと思うときには、風邪のひきはじめのことがよくあります。
上のように症状が急速に進むことがありますので、ちょっと変だと感じたときには少し時間をおいて子どものようすをみます。そののちに行動するようにするとこじらせずにすむことがあります。
風邪の症状のうち頭痛は子供にとってつらい症状のひとつです。なるべく気をまぎらせることができるように頭を冷やす、おとなしくしていられる遊びを一緒にするなどします。
消耗しているときにはふだん活発な子供でも横になり安静にしていられるでしょう。頭を冷やしながら眠ることができればはやく改善できます。周囲が配慮して静かにしておくとしっかり休養できます。頭痛を鎮痛剤などでやわらげることができれば眠りやすいでしょう。
加えて風邪の予防のためにふだんから外出から帰ったあとの手洗いやうがいの習慣を身につけるようにします。子供も風邪で寝ているのはつまらないものです。したがって元気にいつも遊んでいられるように手洗い、うがいを約束させるとよいでしょう。
まとめ
こんなときに起こりがち|風邪による頭痛
風邪にともなう諸症状
風邪と似た症状
頭痛を抑える方法
子供の風邪と頭痛の対処方法