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再発の可能性もある川崎病で最も注意することとは

ata

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kawasakibyou saihatsu

川崎病は急性期の急性熱疾患と後遺症としての冠動脈障害を主とする心疾患の2つの疾患をもっていると考えられています。赤ちゃんまで心筋梗塞になることがあるという 川崎病 が 再発 することはあるのでしょうか。

川崎病とその再発についてご紹介いたします。


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再発の可能性もある川崎病で最も注意することとは


- 目次 -

  • 川崎病とは
  • 川崎病の症状
  • 川崎病の治療
  • 川崎病の再発
  • 川崎病で最も注意すること

川崎病とは

川崎病とは、1967年に川崎富作博士が「急性熱性皮膚りんぱ腺症候群」として発表した手足の指先から皮膚がむける症状を伴う子供の病気が新しい病気であることがわかり、博士の名前から川崎病と呼ばれることになった病気です。

現在でも原因は完全に解明されていませんが、ウイルスや細菌の感染に対する免疫反応が全身の中小の血管に炎症を起こすのではないかと考えられています。

体を守る働きをする白血球は、細菌などが体に侵入すると刺激をうけてその数を増やします。増えた白血球は血管壁に集まって血管炎という炎症を起こします。

その際、炎症が強すぎると、本来は自分の体を守る免疫反応が自分の体を破壊するようになってしまうと考えられているのです。


川崎病の症状

急性期の主な症状は、5日以上続く38℃以上の発熱・発疹・両眼眼球結膜充血・唇が赤くなったり、イチゴ舌がみられる・初期に手足が腫れたり、手のひらや足底が赤くなる・解熱してから手足の指先から皮膚がむける・首の片側のリンパ節が腫れるなどです。

急性期は普通は1~2週間ですが、症状が強いと1か月以上も続く場合があります。

急性期の1~2週間を過ぎた後、心臓に栄養している冠動脈に瘤ができることがあります。

川崎病の後遺症としての冠動脈障害は急性期にできた冠動脈の瘤と、その後にできた血栓で血管壁が厚くなったりして血管が狭くなってしまい、心筋に血液が行き渡らなくなってしまうことによって起こります。


川崎病の治療

1980年頃から川崎病が広く知られるようになって、早期発見と免疫グロブリン大量投与などの的確な治療が施されるようになったので、冠動脈瘤がみられる子供は少なくなってきたと言われています。

ただし、それでもなお、冠動脈径8㎜以上の巨大瘤ができてしまう子供があります。

冠動脈瘤があるかどうかは急性期にエコー診断で判明します。

川崎病の発症から2~3ヶ月後に冠動脈径が4~6㎜を超える時には冠動脈造影検査によって冠動脈の狭窄の有無を調べ、必要があれば、カテーテルや手術によって血行再建術が施されることになります。


川崎病の再発

残念ながら、川崎病は麻疹や風疹のように一度かかると二度感染することがない抗体ができる病気ではありません。一度川崎病になった子供の2~3%に再発がみられると言います。

うつる病気ではありませんが、兄弟でかかる場合が1~2%あることから、川崎病にかかりやすい体質というものがあるのではないかと考えられています。

体質は遺伝子と環境の影響を受けると言われていますので、川崎病にかかりやすい遺伝子の解明が今後の研究に期待されています。


川崎病で最も注意すること

冠動脈障害がない場合は過度な心配をすることはありません。

川崎病になった場合、最も気がかりなことは、冠動脈障害からの心筋梗塞の発症です。広い範囲の心筋梗塞では心室機能が低下してしまいます。

たとえ、冠動脈が詰まってしまっても他の血管から新たな血管が伸びてくるようなこともありますが、何度も心筋梗塞を起こして心臓移植が必要になるようなケースもあります。

心筋梗塞の予防のために血栓ができないように血小板の働きをおさえるアスピリンやチクロビジンなどを継続して服用する必要があります。

また、急性期にできた冠動脈の瘤が巨大な場合は血を固まりにくくするワーファリンを併用することもあります。これらの薬にはそれぞれの副作用もあるために定期的な血液検査を受ける必要も出てきます。

心筋梗塞を起こすまで、無症状であることが多いだけに、冠動脈障害がある場合には注意深い経過観察と定期健診、抗血小板薬の内服の継続が何より大切になってきます。

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まとめ

再発の可能性もある川崎病で最も注意することとは
川崎病とは
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川崎病の再発
川崎病で最も注意すること

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