子供の顔に赤い腫れをみつけた時、親は慌ててしまいます。かゆみや腫れの症状から蕁麻疹と判断しても、どのように対処すればいいのかわからないことも多くあります。
そこで、子供の 顔 に出る 蕁麻疹 の原因や、蕁麻疹が出た場合の対処法について紹介します。
子供の顔に突然あらわれた蕁麻疹! ~原因と対処法~
顔に出る蕁麻疹の特徴は?
蕁麻疹は、体中どこにでも出るという特徴があります。おなかや背中・二の腕に太もも・ヒザの裏など、子供がポリポリと掻き始めると「蕁麻疹かな?」と思われる方も多いでしょう。
そんな蕁麻疹ですが、顔に出る際には体のほかの部位に出る蕁麻疹とは違った症状が出ることがあることを知っておく必要があります。
顔に出る蕁麻疹の場合には、かゆみとともに痛みがある場合があります。そのため、子供自身も気になってしまい患部を触ることが多くなります。患部を傷つけてしまうと悪化してしまいますので、注意が必要です。患部を触ってしまわないように気をつけましょう。
アトピー性皮膚炎と違い肌がカサカサと乾燥するようなことはなく、ステロイドが配合された薬を塗っても治らないのが顔に出る蕁麻疹の特徴となります。
なぜ顔に蕁麻疹が出るの? 原因は何?
子供が強いストレスを感じていたり、疲れが蓄積していると蕁麻疹が出やすくなります。蕁麻疹が出た場合、直前や数日前から食べた物を書きとめておくようにしましょう。
蕁麻疹が出るたびに情報を集め、思いあたる飲食物がないかどうかを確認します。その上で共通する飲食物がなければ、蕁麻疹の原因がストレスや疲れによるものだと判断できます。
蕁麻疹が出た際、毎回共通して摂取している飲食物がある場合には食べ物が原因で蕁麻疹が出ている可能性が高くなります。1つの食品が原因になっている場合もありますが、食品に入っている添加物が原因となっている場合もありますので注意が必要です。
また、飲食物以外にもアレルゲンになるものは犬や猫といった動物・植物・ハウスダストなどがあります。はっきりと原因を知りたい場合には、小児科や皮膚科で血液検査を受けることでわかりますので、検査を受けることをおすすめします。
顔に蕁麻疹が出たら、どのように対処すればいいの?
顔の蕁麻疹は腫れとともにかゆみと痛みをともないます。子供自身も気になって触ってしまいやすいですが、傷をつけてしまうと治りが遅くなったり傷がひどくなり痕が残ってしまうことがあります。
そのため、蕁麻疹のかゆみ・痛みをなるべく早く抑えるようにしたいものです。
蕁麻疹のかゆみ・痛みには「冷やす」ということが効果的です。腫れのある部分を冷水で絞ったタオルや、ハンカチなどで包んだ保冷剤をあてて冷やすようにしましょう。
ただし、まれに「寒冷蕁麻疹」を発症していることがあります。これは体が冷えることで発症する蕁麻疹のため、患部を冷やして症状が悪化するようであれば温めてあげることがポイントとなります。
蕁麻疹が出た当日は、入浴を控えるようにします。(入浴で血行がよくなると、かゆみ・痛みが増す場合があります)
蕁麻疹には塗り薬よりも飲み薬の方が効果があると言われています。蕁麻疹が出た時にすぐに飲むことで症状の悪化を防げますので、医師から処方してもらいましょう。
蕁麻疹が出にくいようになるために、気をつけたいこと
蕁麻疹の原因となるものを排除していく努力をするようにしましょう。ストレスや疲労がたまってきたと感じた時には、無理をせずリラックスする時間を確保するのがいいでしょう。また、アレルゲンとなる物質が分かっている場合には排除することも有効です。
上記以外にも、生活習慣を整えることも蕁麻疹を軽減することに役立ちます。規則正しい生活・バランスの良い食生活を心がけることで蕁麻疹が出にくい体質になりやすくなります。
また、質の良い睡眠をとるようにすることで自律神経も整いやすくなります。ストレス・疲労をとるためにも睡眠は大切ですので、しっかりと眠るように心がけましょう。
まとめ
子供の顔に突然あらわれた蕁麻疹! ~原因と対処法~
顔に出る蕁麻疹の特徴は?
なぜ顔に蕁麻疹が出るの? 原因は何?
顔に蕁麻疹が出たら、どのように対処すればいいの?
蕁麻疹が出にくいようになるために、気をつけたいこと